暑いので「袷」着物を胴抜き仕立にする3パターンとは?
お仕立て 2025年6月29日

Vol.3059
本日は、『暑いので「袷」着物を
胴抜き仕立にする3パターンとは?』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
もう6月の末になり、着物は
勿論透ける素材の「夏物」と
なります。
ですが、昨今の温暖化で夏は暑く
「袷」をお召しになる10月でも
暑い日が続く事もあります。
そして、50歳前後のほとんどの
女性には「更年期」と言う避けて
は、通れない関所が舞っています。
「更年期」の障害といえば、ホット
フラッシュと言われる、のぼせ・
ほてり・発汗など熱さを感じる現象。
で、和服を装うとしても熱さで
袖を通せないと言うお悩みを
伺った事があります。
そんな時「袷」の着物をお召し
になっているようで、実は胴抜き
仕立をされているお方もおられます。
で、この胴抜き仕立も色々な
形がありますので、今回は
それらをご紹介いたします。
基本画像は、お借りしました。
まずは、一番オーソドックスな
八掛と衿裏のみを付ける形で、
この場合表地に八掛のくけ目が
見えてしまいます。
背中に胴裏が、無いのでお単衣に
近い着心地となりますが、背縫い
に力が掛かると割れる心配もあります。
基本画像は、お借りしました。
2番目は、衽上を付けて胴裏を
内揚げまでつけ袖口布を表地に付け
ますが、袖には胴裏を付けない形。
背中の一部とお袖のみがお単衣と
なり背縫いが割れる心配は、ありま
せんが、袖の振りが単衣となります。
基本画像は、お借りしました。
3番目は、胴は2番目と同じ
お仕立てでお袖の裏にも胴裏を
付ける形。
もうこうなると、本当に袷の
お仕立ての背中部分のみを抜い
ているので涼しいかどうか分かりません。
でも、お召しになられるお方様は
少しでも体感温度を下げて着易く
する為の工夫なのです。
そんな、お仕立ても承りますので
お気軽にご相談くださいませ。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
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