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和装関係の人間国宝が誕生します!

ご紹介 2023年7月22日

Vol.2352

   

 

本日は、『和装関係の人間国宝が誕生します!です。

   

 

愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」

和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを

全力サポートいたします。  

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

今朝の中日新聞25面の社会版

には、文化審議会が文部科学相

に重要無形文化財の保持者を答申。

 

 

近く答申通りに告示され、

新たに12人の方々が人間国宝

に認定され、計109人となります。

 

 

 

お能や狂言、歌舞伎、三味線、

古典落語に琉球古典音楽、人形

浄瑠璃文楽人形、木工芸、竹工芸

などの中に和装関係もお二人、含まれました。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

おひとりは、「首里の織物」の

染織家「祝峰恭子」(しゅくみねきょうこ)

さん86歳。

 

 

「首里の織物」は、琉球王国時代に

首里を中心に発展した織物で王族や

士族の衣服として着用されてきました。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

文化審議会は「首里の織物の制作方法

を高度に体得した染織作家として活躍し、

卓越した技量を示している」。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

また、「沖縄の伝統的な染織品の調査

も精力的に行い、その成果を自身の

創作へと発展的に展開させている」と

答申したとこ事。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

もうお一人は、「長板中形」の

染色家「松原伸生」(まつばらのぶお)

さん58歳。

 

 

 

松原さんは、祖父・定吉さんが

「長板中形」の人間国宝で高校

卒業後、父・利男さんに師事、

現在に至ります。

 

 

 

「長板中形」とは、江戸時代から

伝わる伝統的な型染技法のひとつ。

 

 

画像は、お借りしました。

 

大紋(大形)と小紋(小形)の

中間の大きさの模様型を使用する

ことから「中形」と呼ばれるよう

になり、江戸時代より主に木綿の

浴衣地が染められてきたため浴衣

の代名詞にもなっています。

 

 

 

約6.5メートルの長いモミの

一枚板の上に生地を張り付けて

型紙で防染糊を置いていきます。

 

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

この時「表裏に防染糊を置く」と

いうことが大きな特徴で、両面の

同じ柄に糊を置いて藍甕で染める

ため、藍と白のコントラストが

より鮮やかになります。

 

 

 

片面だけの糊置きですと、裏面は

全面藍色に染まり、藍色が混じった

白色となり対比が薄れてしまいます。

 

 

 

なかなか、厳しい和装業界ですが

久々に嬉しいニュースを目にして

明るい気持ちとなりました(笑)

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

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