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今日5月26日より72候では「紅花栄」紅花紬、「花餅」の実態とは?

ご紹介 2023年5月26日

Vol.2295

   

 

本日は、「今日5月26日より72候では「紅花栄」

紅花紬、「花餅」の実態とは?」です。

   

 

愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」

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全力サポートいたします。

   

 

ご訪問ありがとうございます。    

 

 

今日5月26日より24節季「小満」

次候で72候では、紅花栄(べにばなさかう)

紅花が盛んに咲き始める時季、と。

 

 

(株)新田H.P.より

 

 

紅花と言えば、山形県米沢市を

思うのは、我々呉服業界に身を

置くものとしては、至極自然。

 

 

 

と言うのも、米沢には紅花紬を

完成させた新田織物があります。

 

 

(株)新田H.P.より

 

 

新田家は、上杉景勝公(後に鷹山公)

と共に越後から米沢に移り住み武家

から機屋業に。

 

 

 

当初は、袴地を織っていましたが

三代目の秀次・富子夫婦が幻の花

と言われる紅花と出会い、とり憑かれます。

 

 

(株)新田H.P.より

 

 

ひたすら、納得の色を出すために

染め続け、四代目の英行は、品物

創りにこだわりを持ちます。

 

 

そして、現在五代目源太郎も

その精神を受け継ぎもの創り

に揚げんでいます。

 

 

 

そんな米沢の地を訪問して現場

研修したのは、昨年7月のこと。

 

 

 

 

そこでは、実際に紅花摘みを体験し

花を洗い(花振り)を見学、「花餅」

の乾燥を見てきました。

 

 

 

 

 

そして、2日目は実際に紅花染め

をハンカチで体験し、その出来

上がりの美しさに感動。

 

 

 

 

その後、藍・紅・紫根・茜・桜など

「草木染め」による伝統染織技法に

こだわる「野々花工房」さんを訪問。

 

 

 

社長で染色職人の諏訪豪一さん

より衝撃的な事実を知る事と

なりました。

 

 

 

 

それは、現在では、紅花の栽培

から紅花摘み、花振りから花餅

作りまで、全てを組合が行っている事。

 

 

 

そして、紅花染で必要な花餅は

配給制で各機屋さんに配られる

そうなんです。

 

 

そして、野々花工房さんには

少量の花餅しか供給されない

ので、その他の草木染を行って

いる、そうです。

 

 

 

 

でも、それはそれで受け止めて

他の草木染で違う強みを持たれて

いる「野々花工房」さんの品物は、

非常に魅力的でした。

 

 

 

そんな、実りのある研修旅行

今後も違う産地を訪問しようかな?

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

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