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ほとんどの着物がミシン縫いでなく和裁士の手縫いの訳とは?

ご紹介 2022年10月24日

Vol.2079

 

 

 

本日は、「ほとんどの着物がミシン縫いでなく

和裁士の手縫いの訳とは?」です。

 

 

 

愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」

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で「和創塾~きもので魅せる、もう

ひとりの自分~」主宰の上杉惠理子さん。

 

 

 

 

先日、2冊目のご著書を出版

され発売前から重版が決まって

喜んでおられました。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

ご著書は、「世界のビジネスエリート

を魅了する 教養としての着物」

 

 

 

また、東洋経済オンラインに

着物が「一生ムダなく付き合える服」

と断言する訳との見出しで載っていた

記事を読んでみると目から鱗が!

 

 

 

この道、44年の私ですら、

考えもしなかったことが

載っていました。

 

 

 

 

それは、着物の仕お立てのこと

で和服は、和裁士が手縫いで

仕立て上げる事。

 

 

 

ま、今では振袖など極一部で

ミシン縫いをする場合もありますが

基本的には、手縫いです。

 

 

 

 

この事に何の疑問を持たずに

「そういうものだ」くらいの

認識でした。

 

 

 

 

ところが、ミシン縫いでなく

手縫いをする理由がちゃんと

あったのです。

 

 

 

着物は、巾約40㎝、長さ約13m

の一枚の布を左右の身頃2枚と

左右のお袖2枚、衽と衿も2枚づつ

合計8枚の四角い布の縫い合わせ。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

1枚の布を余す事無く使い袖

や身丈が短ければ、縫い込み

をして仕上げます。

 

 

ですので、もし譲られた

着物の身丈や袖丈が短ければ

長く伸ばせが良いのです。

 

 

 

で、ここからが目から鱗、

ミシンは、上下2本の糸を

絡ませて縫います。

 

 

 

これ、解く時に非常に厄介

で、大変な手間が掛かります

し、太いミシン針の穴が布に

残ってしまいます。

 

 

1本の糸を手で直線縫いした

着物は、糸の端を切って、

引っ張ればスーッと簡単に

解け針穴も目立ちません。

 

 

 

ですので、洗い張りをすれば

30年から40年は現役でお召し

いただく事が出来ます。

 

 

 

明治・大正・昭和初期の日本人は

そうやって1枚の布を長く使い

着物に出来なければ、布団や

座布団にし、最後は雑巾にし

ボロボロになるまで使い切りました。

 

 

 

そんな手縫いの良さを、改めて

教えられた記事、勉強になりました。

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

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