今日11月22日より24節季では「小雪」和装で雪の文様の色々と使い方とは? | 着物・貸衣装・レンタルなら岡崎の「いちこし」へ。

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今日11月22日より24節季では「小雪」和装で雪の文様の色々と使い方とは?

ご紹介 2021年11月22日

お借りしました。

 

 

Vol.1744

 

 

 

本日は、「今日11月22日より24節季では「小雪」

和装で雪の文様の色々と使い方とは?」です。

 

 

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。

 

和服の貴女が「褒められる」を応援!

貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

今日11月22日より24節季では

「小雪」(しょうせつ)72候では

「虹蔵不見」(にじかくれてみえず)。

 

 

お借りしました。

 

 

この頃から寒くなり雨が雪へと

変わることがあり、わずかながら

雪が降る頃なので「小雪」。

 

 

 

江戸時代の暦の解説書

『こよみ便覧(べんらん)』では

「冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」

と説明しています。

 

 

 

 

また、昼が短くなり、日差しも

弱く曇り空が多くなるので、

虹を見ることが少なくなります。

 

 

 

古来より雪は、清らかで

めでたい冬の風物とされ

文様に使われるのは

室町時代頃からです。

 

 

 

お借りしました。

 

 

 

元々、冬をイメージするもの

でしたが、江戸時代頃から

夏の小袖にも雪の模様がみられます。

 

 

お借りしました。

 

 

 

それは雪で冬を想像させ涼感を

感じてもらおうという、日本人の

感性からでしょう。

 

 

 

 

現在の和装でよく使われる

雪模様は、「雪輪」文様があります。

 

 

 

 

雪の結晶を6弁の丸い花の

ように表した文様で大きな

6つのくぼみがあります。

 

 

 

これは、春が近づくと植物に

積った雪が徐々に消え、残雪が

まだらになり、これが斑雪(まだらゆき)。

 

 

 

この斑雪は、春の到来の目安で

それを図案化したものが「雪輪」

文様と言われています。

 

 

 

 

 

また、雪輪を文様の区切りとして

使う手法、これは江戸時代の友禅染

から用いられる様になりました。

 

 

 

江戸中期の老中主座を務めた

土井利位(としつら)は20年

以上、雪の結晶を観察。

 

 

 

それを「雪華図説」に載せた

事が切っ掛けで、江戸では

その幻想的な「雪華模様」が

大流行し着物に取り入れられました。

 

 

 

 

 

それが現代にも脈々と伝えられ

今に至っています。

 

 

 

 

 

このように室町時代や江戸時代

から継承される技術や文様を

大事に守り続け生かしている。

それが和装の世界です。

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

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