腰で経糸を張る「いざり機」の重要無形文化財、本場結城紬のご紹介。 | 着物・貸衣装・レンタルなら岡崎の「いちこし」へ。

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腰で経糸を張る「いざり機」の重要無形文化財、本場結城紬のご紹介。

ご紹介 2021年1月26日

Vol.1447

 

 

本日は、「腰で経糸を張る「いざり機」の

重要無形文化財、本場結城紬のご紹介。」  

 

 

 

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。

 

貴女とお場所に合った最適和装をご提案!

貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

着物手帳、今週の大和言葉は

「たゆむ」(弛む)です。

 

 

 

ロープなどの張ったものが

ゆるむこと。「たるむ」とも読む。

 

 

 

転じて、油断したり緊張感が

ゆるんだりすること。

 

 

 

否定型で「たゆまぬ努力」など

と使用する事も。とあります。

 

 

 

 

張ったものがゆるむと

大変な事が起こるのが

織物の世界。

 

 

 

 

 

 

呉服で織物と言えば、白生地

先に糸を染めて織る先染めの

着物地や織の帯地。

 

 

 

 

 

どれも適度な張力で経糸を

張り、織り込んで行きます。

 

 

 

 

 

 

この経糸を張る事を通常は

「機(はた)」、機械に任せます。

 

 

 

お借りしました。

 

 

ですが、本場結城紬の場合

経糸の張力を織手本人がします。

 

 

お借りしました。

 

 

 

この機で織る事を「いざり機織り」

と言い織手は経糸を腰で引っ張りながら

筬で緯糸を通して織ってゆきます。

 

 

 

 

この「いざり機」で織られた、

本場結城紬だけが1956年、

国の重要無形文化財

して指定されています。

 

 

お借りしました。

 

 

 

また、撚りをかけない糸で

つくられる布は世界的でも

珍しく2010年には、ユネスコ

無形文化財に登録されました。

 

 

 

 

 

いざり機で織られる本場結城紬、

柄のよって違いますが1日に

10~20㎝ほど織る事がやっと。

 

 

 

また、織手本人の腰で経糸を

引っ張るので体調の変化で

張力が変わるそうです。

 

 

 

張力が変わると、織の風合いに

違う所が出来てしまい良い反物と

言えなくなります。

 

 

 

ですので、朝から夫婦喧嘩を

して心が乱れている時などは

機織は、控えるそうです。

 

 

 

心や体調の変化が反物に

影響を与えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

本場結城紬、着心地は

最高で軽く暖かいのが特徴、

お子さんやお孫さんの代まで

お召いただけます。

 

 

 

 

ご興味あるお方様は

電話0564‐22‐3259

メールkimono@ichikoshi.com まで

ご連絡お待ちしています。

 

 

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございます。

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