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ベテラン仕立屋さんに唸らされた柄合わせの妙、素晴らしい道中着が出来ました。

ご紹介 2021年1月22日

Vol.1443

 

 

本日は、「ベテラン仕立屋さんに唸らされた

柄合わせの妙、素晴らしい道中着が出来ました。」  

 

 

 

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。

 

貴女とお場所に合った最適和装をご提案!

貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

 

1月16日の当ブログでは、

初釜にお出掛けのお客様が

お召になる道中着の記事でした。

 

 

 

 

その道中着が、昨日お仕立て

上って来て、流石はベテラン

和裁士さんと思わせる出来事が。

 

 

 

それは、柄合わせの妙(みょう)で

唸るほど素晴らしいお仕立てを

してくれました。

 

 

 

着物には、柄の位置が染める

時より決まっているものと

決まっていないものがあります。

 

 

お借りしました。

 

 

 

前者は、留袖や振袖、訪問着に

付下げなどで、後者は、小紋や

紬の事を言います。

 

 

 

 

 

染める時より柄の位置が

決まっている着物のお仕立ては

それを上手く繋ぎ合わせる事が重要。

 

 

 

お客様の寸法によっては

上手く合わない事がありますが

そこを違和感なく仕立て上げる

事がうまい仕立屋さんとなります。

 

 

 

 

 

 

また、柄の位置が決まっていない

小紋や紬、全体柄なら柄合わせは

余り気にしません。

 

 

 

 

が、飛び柄や規則正しい柄など

お仕立ての時の柄合わせで

良くなったりそうでなかったリします。

 

 

 

 

 

 

 

今回の道中着、四角の絞りが

規則正しく縦に3列、並んでいます。

 

 

 

その横に四角が未完成の小さい

三角の絞りが並んでいますが

これが厄介の元となりました。

 

 

 

和服の殆どは、背中の中心に

背縫いをします。

 

 

 

この時、通常の背縫いは

生地の端、柄のある所で

縫い付けます。

 

 

 

合成したので少し変ですが。

 

 

 

今回、通常の背縫いをすると

小さい三角が向かい合って

小さい四角となります。

 

 

 

 

これが背中の中心に縦に

並ぶと変な柄付けとなります。

 

 

 

 

ですので、今回はセオリーを

無視して大きい四角を隣に

なる様に背中の縫い込みを

多く取りました。

 

 

 

そしたら、こんなに素晴らしい

出来上がりとなりました。

 

 

 

 

また、上前の衽も柄を合わせて

仕立て上げてくれました。

 

 

 

流石は、ベテラン和裁士です。

出来上がりに唸りを上げました。

 

 

 

 

そして、お客様のご要望通り

ワンポイントに赤い飾りも

可愛らしく出来上がり、

お客様も大満足の1枚を

お届け出来ました。

 

 

 

こんな風にお仕立ての柄合わせで

生きる和服をご提案が出来た時は

当方も大変うれしくなります。

 

 

 

 

これで何処にお召しになられても

大丈夫です。

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございます。

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