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今日より「大寒」、冷たさで山岸幸一さんの素晴らしい織物が出来上がります。

ご紹介 2021年1月20日

Vol.1441

 

 

本日は、「今日より「大寒」、冷たさで

山岸幸一さんの素晴らしい織物が出来上がります。」  

 

 

 

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。

 

貴女とお場所に合った最適和装をご提案!

貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

「大寒」

 

 

 

今日1月20日より24節季では

「大寒」(だいかん)となり

1年で最も寒さが厳しくなる頃。

 

 

 

 

大寒の最後の日が節分で

翌日より立春となります。

 

 

 

平年では2月3日が節分ですが

今年は、2日が節分で3日が

立春となります。

 

 

 

 

3日でなくなるのは昭和59年

(1984)2月4日以来37年ぶり,

2日になるのは明治30年

(1897)2月2日以来124年ぶり

のことの様です。

 

 

 

 

そして、「大寒」の時期に

汲んだ水は、「寒の水」と

呼ばれ寒さと乾燥の為

雑菌が少なく腐り難いと

言われています。

 

 

 

 

 

その極寒の「流水」と

「水質がアルカリ性の綺麗な水」

を求めて工房を開いたのが

染織作家、山岸幸一さん。

 

 

 

 

お借りしました。

 

 

 

山岸さんは、1975年に現在の

「米沢市大字赤崩」に工房を開設し

工房に清流から引き込んだ小川を

流しています。

 

 

 

 

山岸さんの代表的な作品に

「紅花寒染」があります。

 

 

お借りしました。

 

 

 

極寒の2月の夜中に紅花染を

行うのです。それも昨年や

一昨年染めた糸を繰り返し

染めるのです。

 

 

 

お借りしました。

 

 

それが終わると、雪の

積った屋外に出て小川の

流水で糸を綺麗に洗います。

 

 

 

 

 

手が切れる程の冷たい水に

一束づつ素手で糸を持ち

流水にさらす事30分。

 

 

 

 

 

こうして「アルカリ性を帯びた

流水」で洗う事で大切な糸が

どんどん綺麗な澄んだ色に

発色してゆくのです。

 

 

 

お借りしました。

 

 

 

その後、天日干しした糸を

来年のこの時期までゆっくりと

寝かします。

 

 

お借りしました。

 

 

 

 

そして、3年以上の歳月を掛けて

寒染めされた糸を使いご自身で

織り上げるのです。

 

 

 

 

 

効率を一切無視して本物を

追及する山岸さんの作品、

それは、それは素晴らしい。

 

 

お借りしました。

 

 

 

そんな山岸さんの作品

お目に掛ける時がありましたら

ご紹介いたします。

 

 

 

それにしても寒いですね!

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございます。

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