猛烈な勢いの台風10号の渦は左巻、和服の右前、左前とは? | 着物・貸衣装・レンタルなら岡崎の「いちこし」へ。

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猛烈な勢いの台風10号の渦は左巻、和服の右前、左前とは?

ご紹介 2020年9月4日

お借りしました。

 

 

Vol.1301

 

 

本日は、「猛烈な勢いの台風10号の渦は左巻

和服の右前、左前とは?

   

 

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。

 

 

最適な和装のご提案で貴方を笑顔にいたします!

貴方の和装・お助けマン、 山脇寿人です

   

 

 

ご訪問ありがとうございます。          

 

 

 

 

今日は、9月4日。

昨日3日は、台風9号の影響で

ゲリラ豪雨がありました。

 

 

お借りしました。

 

 

そして、この週末は、非常に強く

猛烈な勢いを持った台風10号が

奄美地方や九州接近、または

上陸する恐れがある様です。

 

 

 

 

その為、東海地方も7日に掛けて

大雨や高潮の注意が必要との事。

 

 

 

 

台風の強さは、最大風速で決まり

「非常に強い」から「猛烈な」勢力

となる様です。

 

 

 

そして、台風は常に左巻で

移動しています。

 

 

 

 

 

これ地球の自転が関係しているので

南半球の台風は右巻きとなります。

 

 

 

 

和服で右や左と言うと直ぐに

頭に浮かぶ言葉は「左前」。

 

 

 

 

 

着物をお召しになる時に最初は

両身頃を持って、まずは左身頃を

右腰に当てがって、場所を決めます。

 

お借りしました。

 

 

 

その時、右身頃を引っ張り身頃の

だぶつきをなくした後、左身頃を

元に戻してから右身頃を左腰に当てます。

 

 

 

 

この時、右身頃が余る様なら

折り曲げて、位置を決め

その上に左身頃を重ねます。

 

 

 

 

ですので、必ず左身頃が

右身頃の上となり、これを

「右前」と言います。

 

 

 

これの逆さが「左前」。

この「左前」をしない理由は、

死者の白装束が「左前」で着せるので

縁起が悪い、と言われている為です。

 

 

 

 

 

 

では何故、白装束は「左前」なのか?

奈良時代の「衣服令」によって

左前が定着したという説が、最も有力。

 

 

 

 

 

 

718年(養老2年)の衣服令(えぶくりょう)

によって「庶民は右前で着物を着る」という

事が定着しました。

 

 

 

 

 

庶民の右前と見分けがつくように、

高貴な人は左前で着物を着ていました。

 

 

 

庶民も亡くなったときだけ、

高貴な人と同じ格好で送って

あげようというところから、

死者は左前という風習が

根付いたという事の様です。

 

 

 

それ以来1300年以上、和装は

右前でお召しになる事が

変わらなかったのです。

 

 

 

 

時代によって素材や色柄

染め方などがドンドン進化

している和装ですが、

その着方は変わらないのです。

 

 

 

 

 

変わらないと言えば、現代に

残されている鎌倉時代の和服も

身頃とお袖、衿と言う和装の

形も変わっていません。

 

 

 

この、変わっていない事は

明日のブログに書きますね。

 

 

 

 

 

それにしても、酷暑の後は

猛烈な勢いの台風が来るようで

穏やかな気候は何時になったら

来るのでしょうか?

 

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

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