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名古屋市、岐阜市で初雪観測、地方で違う織物の特徴。

ご紹介 2020年2月11日

中日新聞WEB版より

 

 

Vol.1090

 

 

 

本日は、「名古屋市、岐阜市で初雪観測

地方で違う織物の特徴。」です。

 

 

 

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。

 

 

 

最適な和装で笑顔あふれるご提案!

貴方の和装・お助けマン

山脇寿人です。

 

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

昨日は、東海地方に強い寒気が

流れ込んで名古屋市と岐阜市で

ようやく初雪が観測された様です。

 

 

 

今季は記録的な暖冬が続き、

名古屋市は119年ぶりに

観測史上最も遅い記録です。

 

 

 

寒くなる時に寒くなり

暑くなる時に暑くなる

今までのサイクルが

少し狂ってきたかも。

 

 

 

日本列島は南北に長いので

雪が積る地方もあれば

全く降らない所もあります。

 

 

 

それぞれの土地の特徴

特色があります。

 

 

 

織物も、それぞれの地方の

特徴・特色があります。

 

 

 

元々自家で着る着物を

作るための織物です。

 

 

 

ですので、浜松木綿、三河木綿

伊勢木綿に松坂木綿という風に

木綿生地が多かったのです。

 

 

 

それが江戸時代、養蚕農家が

商品化できない(粗悪品とされる)繭糸を

使って織りあげた紬。

 

 

 

絹に見えないほど質素な物と

思われていたため、

百姓や町人などの身分の低い人々にも

着用が許されていました。

 

 

 

 

ですので、寒い地方では

その紬を着ると暖かくなる

様な着物地を織ります。

 

 

 

反対に暖かい地方では

その紬を着るとひんやりした

着心地の着物地を織ります。

 

 

 

 

 

本場奄美大島紬は、奄美大島や

鹿児島の暑い地方で織られる

織物の代表です。

 

 

 

1mで1回転半の撚糸しかせず

織り上がりの表面がツルリと

滑らかでひんやりした肌触り。

 

 

 

お客様で微熱がある時は

大島を選んでお召しになられます。

 

 

 

それ程、ひんやりして心地が

良い様です。

 

 

 

 

 

また、無形文化財・本場結城紬は

茨木県結城市で織られる織物。

 

 

真綿から手に唾を付けて

糸を引きます。

 

 

 

 

手引きですので、糸自体に

空気が入りふんわりした感触。

 

 

その糸を織るのでザックリとした

風合いで生地に触れるだけで

ぬくもりを感じます。

 

 

こんな風にそれぞれの

地方の風土気候によって

織り上がる物が変わります。

 

 

 

現在では、空調設備が整って

いますので寒暖で着物を

選ばなくても良くなりました。

 

 

 

それにしても初雪観測から

3週間足らずで3月となります。

 

 

もうそこまで春が来ているような。

 

 

 

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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