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「和服」それは後悔せずに次の代に譲られます。

ご紹介 2019年11月8日

Vol.999

 

本日は、「和服」それは後悔せずに

次の代に譲られます。です。

 

 

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。

 

 

着物を装い素敵になり、

ほめられて笑顔になる、

笑顔作りアドバイザーの

山脇寿人です。

 

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

今年も新語・流行語大賞に

ノミネートされた言葉が

発表される時期となりました。

 

 

その中で

「後悔などあろうはずがありません」

もう皆さん良くご存じのこの言葉。

 

 

あのイチロー選手の

現役引退会見での一言。

 

 

何としびれる言葉ですね。

今までのご自分の節制や

努力などやり尽くした

結果の一言でしょう。

 

 

 

これは、ご自分に向けての言葉。

 

 

 

で、我々はお客様に対して

また、品物自体に対して

こう思っていただける様に

ならなくてはと思います。

 

 

 

幸い、呉服はお祖母様や

お母様がお召しになられた物を

お孫さんや娘さんに譲る事が出来ます。

 

 

 

譲る方に似合う似合わないは

別として一部寸法を変えられますし

洗い張りをすれば新品同様となります。

 

 

 

 

特に男物は、無地系が多く

色数も少なく、柄があっても

細かい全体柄ですので

譲られても違和感はないでしょう。

 

 

 

先日もお祖父様がお召しだった

本場大島紬のアンサンブルを

お孫さんに譲るので洗い張り

お仕立てのご依頼を承りました。

 

 

 

洗い張りとは、仕立て上がり品を

全て解き、端縫いをし反物の状態に

戻してから生地を洗い、生地をピンと

張って歪みを直す事です。

 

 

洗い張り後の着物と羽織

 

こうする事で見えない汚れや

繊維に付着した埃などが

綺麗に除去される事で

生地がよみがえります。

 

洗い張り後の長襦袢と半衿

 

 

それをお召しになる方の

寸法で仕立て上げます。

 

 

 

今回お預かりした本場大島紬の

亀甲柄は40年以上変わらない柄で

紺地は最も生産されている色です。

 

 

ですので、仕立て上れば

譲られたアンサンブルとは思われず

新調したかのようになります。

 

 

 

 

この様に和服は、手を掛ければ

生まれ変わる事が出来るのです。

 

 

 

 

それこそ、この本場大島紬は

後悔などあろうはずなく

次の代の方に譲られて

行く事でしょう。

 

 

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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