縹紬のご紹介です。
ご紹介 2019年1月18日
![](https://www.ichikoshi.com/wp/wp-content/uploads/2019/01/cid_1685f691832507a47243.jpg)
vol.707
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
笑顔作りアドバイザーの山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
本日は、縹紬のご紹介です。です。
縹紬とは、当店取引先の千切屋株式会社さんが
新潟県十日町市で別誂えしている紬です。
呉服物は、染め物も帯を含めた織物もそれを扱う問屋さんが
色柄を独自に決めて染め屋さんや機屋さんに発注する場合と
染め屋さんや機屋さんが創った物を仕入れる場合があります。
25年程前まで紬などの織物は、同じ色柄が12反織り上がる
12反縛りが普通でした。同じ柄でも地色や柄の色を替えれば
それぞれに12反縛りで上がってきます。
問屋さんが発注した品物は出来上れば、その全てを買い取り
しなければなりません。また、それだけ数が流通していました。
12反同じ色柄の品物でも全国に散らばれば、
早々同じ品物がかち合う事はありません。
昨今は、悲しいかな4反縛りが普通になったようですし
発注する柄数も大分減らしています。
それだけ流通量が激減しているのは、事実です。
そんな縹紬の白地に墨グレーで葉っぱや井桁、
矢絣などの柄を縦の縞模様に織り上げてあります。
淡彩で縦模様なので、お召しいただける年齢に幅が
ありますしスッキリした印象になります。
帯によって普段着からお稽古着、お食事会や
女子会などに最適です。
風合もとても良いので、楽にきれいに
お召しになると思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。