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嵐山・福田美術館での鑑賞で発見した、友禅染に通じる日本画家の凄い所!

ご紹介 2021年4月5日

Vol.1516

 

 

本日は、「嵐山・福田美術館での鑑賞で発見した

友禅染に通じる日本画家の凄い所!」です。

 

 

 

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。

 

貴女とお場所に合った最適和装をご提案!

貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

 

4月3日土曜日は、朝一で嵐山に

2019年10月オープンした

「福田美術館」に行きました。

 

 

 

 

 

 

事前にネットから観覧券を

購入すると100円引きとなり

入場の時間指定にもなります。

 

 

 

あの「アイフル」の社長が

収集品をお披露目する為に

建てた美術館ですが、一流品が

鑑賞できれば有難い事です。

 

 

 

お借りしました。

 

 

 

今回は、戦前の日本画家で

近代日本画の先駆者、京都画壇

を代表する大家の竹内栖鳳の

作品を中心したもの。

 

 

 

 

円山応挙を代表する、

円山・四条派の流れを組む

作家達の作品となります。

 

 

 

 

素晴らしい作品を鑑賞中に

思う出した事が、白い染料が

存在しない事。

その時の記事はこちらを

 

 

 

 

では、日本画で白はどの様に

表現するのか?

 

 

 

 

雲や山肌を淡いグレーで描き、山は紙の白で表現。

 

 

やはり、紙の色をそのまま残して

いる事に気付きました。

 

 

 

墨の濃淡で雑木を、残した紙の白で光が射している事を表現。

 

 

呉服の友禅染の場合は

輪郭が防染してありますし

染元の指示で胡粉にするか

生地白を残すかが決められます。

 

 

 

 

紅葉の背景は胡粉で、匹田部分は生地白のまま。

 

 

 

ですが、日本画の場合、画家の

感性や絵筆のタッチで瞬時に

白を表現する事を決めるのです。

 

 

 

その素晴らしい感性や

それを実現できる技術に

感銘を受けました。

 

 

 

今回は、その事ばかりに

目が奪われて鑑賞、終了。

 

 

 

 

 

そして、帰り際に嵐山には

和装のお子さんと連れ立つ

家族の姿がチラホラと。

 

 

 

 

 

 

あっ、「十三参り」で渡月橋を

渡り、「法輪寺」さんにお参りを

する方たちだったのです。

 

 

 

京都の「十三参り」では、

ご祈祷後は渡月橋を渡るまで

振り返ってはいけない、

と言われています。

 

 

 

それは、振り返ったら授けて

いただいた知恵がなくなるとの事。

 

 

 

 

そんな事を思い出しながら

嵐山を後にして、今度は

平安神宮のすぐお隣の

「細見美術館」へ車を走らせます。

 

 

 

「細見美術館」での、

吉岡幸雄・回顧展のご報告は

明日の記事で行います。

 

 

 

お楽しみに!

 

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございます。

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