羽織やコートの身丈問題とは?
きものクリニック 2026年8月22日

画像は、お借りしました。
Vol.3471
本日は、『羽織やコートの身丈問題とは?』です。
岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます.
今日8月22日は、「 チンチン電車の日」
1903年のこの日、東京電車鉄道の路面電車
が新橋~品川で営業を開始しました。

東京で初めて路面電車(チンチン電車)が
走ったそうですが、岡崎市でも私が幼稚園
時代は、チンチン電車が市内の南北を走っていました
そして、荷役用の馬車も通っていて
いわゆる「馬糞」も結構、道端に
転がっていたました(笑)
今では、想像も出来ませんが現在でも
「電車通り」と呼ばれている道路が
あるくらいなのです。
和服の寸法でも以前では、到底
想像もできないくらい違いのある
ものもあります。

画像は、お借りしました。
それが、羽織物、いわゆる羽織や
コート、道中着の身丈なのですが、
見事に違いがあります。
私が、呉服の勉強をしていた約35~6
年前では、フォーマルな絵羽織や
絵羽コートなどでも膝上15㎝位でした。
おしゃれ用の絞りの羽織などは、
お尻が隠れる位が「カリッ」と
していいよね、と言われていました。
それが、約20年ほど前より羽織
もコート、道中着でも膝下まで
身丈が伸びたのです。
また、雨コートの様に着物の裾が
隠れるほど長くする「防寒着」用
もありました。
今では、身丈を膝下よりも長く
されるお客様もあり、時代の
推移を感じてしまいます。
ここで、少し問題が、出てくるのは
譲られた羽織やコートなどの羽織物
が、今のよりも身丈が短いこと。
羽織や、コートなどの身丈は、引き返し
と言って表地を裏地まで引き返して
肩裏又は額裏に繋ぎ合わせています。
ですので、肩裏などを長いものに
変えれば「身丈」は、長く出来る
のですが、ここで問題が出てきます。
羽織なら衿の縫い込みがどの位
あるのか?と道行コートならたて
衿の縫い込みの加減です。
肩裏と引き返しで身丈は、ご希望の
長さに出来ますが、衿の縫い込みに
よっては、それでいっぱいとなります。
ですので、以前の羽織やコートを
今のような長い身丈には、出来ない
事も方が、多いのです。
これが、羽織やコートのお仕立て
替えをご希望されるお客様にお伝え
する現実なのです。
本日もお読みいただき 誠に
ありがとうございました。
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