フォーマル時での和装のルールとは?
ブログ 2025年12月17日

Vol.3226
本日は、『フォーマル時での和装のルールとは?』です。
岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
今日12月17日より24節気「大雪」の
末候で72候では、「鱖魚群」(さけ
のうおむらがる)鮭が川を上り始める時季、と。

画像は、お借りしました。
海で大きく育った鮭が、産卵のために
一気に川を遡上(そじょう)する季節
で北国の冬の風物詩にもなっていますね。
この光景は、昔から神秘的なもの
としてとらえられ、なぜ古郷の川に
戻れるのかは、定かでないそうです。
定かでないと言えば、ここ数年の
和服のお召しになり方が、曖昧に
なっている様に思うのは、私だけ
では、ないでしょう。
勿論、カジュアルでお召しに
なられるなら、ご自分のお好き
なように装えば良いです。
和服もファッションですから、
着物と帯の取り合わせなどは
ご自分のお好きな様になされば
良いでしょう。
それでも、最低限のルールとか
マナーなどには、気を配って
もらいたいのです。

画像は、お借りしました。
例えば、道行コートや道中着の
ような羽織物は、玄関先で脱いで
室内での着用は、いたしません。

画像は、お借りしました。
でも、羽織は、室内でも着用可
ですが、黒留袖や色留袖、訪問着
などには、着用しません。
で、微妙なのが付下げに羽織で
基本的に大丈夫ですが、結婚式
や披露宴、格式の高いお場所ではNG。
また、羽織の格式にもよりますが
色絵羽織や黒絵羽織は、羽織の中
でも格式が、上がります。

無地の色羽織や黒羽織に染め抜き
日向(ひなた)一つ紋を付けると
絵羽織と同等位の格式になります。

これが、縫い紋となると格式的
には、染め抜き紋よりも下がる
ので要注意です。
でも、格式が下がる事によって
着易くなる事もあるので、そこは
微妙なところです。
私が、小学生のころ、今から60数年
前の母親参観では、無地か小紋の
着物に黒一つ紋付の羽織姿ばかりでした。
小紋の着物に黒一つ紋付の羽織を
装う事で格式が、上がりますので
学校行事には、最適でした。
この様なことにお気を付けに
なられて和装を楽しんでいた
だければ、幸いです。
本日もお読みいただき誠に
ありがとうございました。
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