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ブログ

お客様より奥にプレゼントしていただける着物の候補が2枚ありました。

ブログ 2025年12月3日

Vol.3212

 

 

本日は、『お客様より奥にプレゼントして

いただける着物の候補が2枚ありました。』です。

 

 

岡崎市の「呉服のいちこし」

和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを

全力サポートいたします。

 

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

今日3日は、碧南市の「妙福寺」に

月に一度の参拝に行ってきてから

お仕立て屋さんに寄りました。

 

 

 

と言うのも、洗い張りした着物を

道中着にお仕立て替えをする為に

お客様よりお借りした見本を受け取りに。

 

 

 

お客様が、当店が手配した今度の

日曜日7日の京都南座の吉例顔見世

にそれをお召しになりたい、と。

 

 

 

そして、南座の切符とお借りした

道中着を納める為にご自宅に伺え

ば、びっくりな事が、ありました。

 

 

 

それは、当店の奥にお手持ちの

着物をプレゼントしてくださる

との事で2枚候補を揃えられていました。

 

 

 

勿論、どちらも当店でお求め

いただいた着物で、余りお召し

になられていない様でした。

 

 

 

1枚は、「更勝(さらせ)」作の訪問着

で、今では問屋さんでも見掛ける事が

ほとんど無い品物です。

 

 

 

「更勝」とは、 インド生まれの多色

染めの布「更紗」に由来する名称で、

特に江戸更紗の技術を発展させた三代目・

四代目青木新太郎の屋号や通称として知られています。

 

 

 

 

「更紗」とは、インドを起源とする木綿に

つけられた文様で、アジアをはじめ

ヨーロッパなどにも類似の文様が

製作されています。

 

 

 

戦後、絹生地に「更紗」を施すと言う

現代の江戸更紗の基礎を作ったのが、

「更勝」だったのです。

 

 

 

 

「更紗」を完成させるまでには

気の遠くなる様な工程を経ますが、

通常の型染め小紋が、数枚の型紙で

染められます。

 

 

 

手の込んだ小紋でもせいぜい

20~30枚の型紙で染められています。

 

 

 

ですが、「更紗」の場合は、小紋柄

で30~40枚、訪問着なら300枚近く

になる事もあります。

 

 

 

1枚の型紙で30~40回繰り返し作業を

するので小紋でも1000回、訪問着です

と10,000回近く型を置いては染めるを

繰り返すのです。

 

 

 

 

 

そして、そんな工程を経て出来

上がったものが、こちらです。

何とも言えない手の込んだこっくり

とした色使いです。

 

 

 

この様な貴重で高価な着物を

いただけるとは、至福の時と

思われましたが?この続きは

明日の当ブログで記事といたしますね

 

 

 

本日もお読みいただき誠に

ありがとうございました。

 

 

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なら何でもご相談、承り必ず

最善のお応えをいたします。

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