お客様の再来店を「見立て」で獲得されている「料亭・土筆」さんのご紹介です。
ご紹介 2025年11月17日

画像は、お借りしました。
Vol.3196
本日は、『お客様の再来店を「見立て」で
獲得されている「料亭・土筆」さんのご紹介です。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
今日11月17日より24節気「立冬」の
末候、72候では「金盞香」(きんせんか
さく)水仙の花が咲き始める時季、と。

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「金盞香」とは、水仙の別名で、その
名の通り、黄色い副花冠(花の中央に
ある部分)を金の盃(きんのさかずき)
に見立てたものです。
主に、冬の寒い時期に咲く水仙
を指し、「雪中花」とも呼ばれます。
ここで使われている「見立てる」は、
「見て選び定める」「診断する」
「別のものになぞらえる」などの
意味があります。
先日、ご来店された岡崎市の隣町
幸田町で日本料理店、「料亭・土筆」
を経営されているお客様。

このお方様は、もう60年以上
茶道に関わっておられ、自店
にもお茶室を造られてしまう程です。

画像は、お借りしました。
また、美しい500坪の日本庭園も
お持ちで「水と緑の空間」を非日常
として提供されているのです。
その土筆さんのご主人様は、料理人
ではないので、店内外の設えと接客
に奮闘されています。
その心は、この時代に料理が美味しい
のは、当たり前でそれがベースに
なっています。
が、もうひとつ先の如何にご来店
されたお客様が心持ちを良くして
お帰りになられるか?を模索。
その為にお得意の「見立て」を
存分に発揮されているのです。

私が、伺った数年前の12月では
お手拭きのおしぼりが、羽子板状
のお盆に乗ってきました。
そこには、羽子板の羽根(ムクロジ
(無患子))も乗っていて、嫌が応
にも新春を想像させます。
また、お庭から採られた「キク」
と「ツバキ」も添えられて季節感
が感じられます。
このファーストインプレッションで
奥を含めた同伴の女性たちが声を
あげて喜ばれました。
また、これから出されるお食事の
期待値も爆上がりしてワクワク感
が、たまりません。

お庭からの花を箸置きにされる
のも雰囲気が出て好評でした。
この様な独特の「見立て」を随所に
されてお客様の心持ちを良くして
再来店されるお方様が、多い様です。
当店も見習わなければと思って
いい勉強となった次第です<m(__)m>
本日もお読みいただき誠に
ありがとうございました。
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最善のお応えをいたします。



