着物が「梅」柄、帯が「松」柄「帯揚」を「竹」柄でご提案します。
ブログ 2025年10月16日

Vol.3164
本日は、『着物が「梅」柄、帯が「松」柄
「帯揚」を「竹」柄でご提案します。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
今から約3安カ月前の7月17日、京都
祇園祭の山鉾巡行見物にお出掛け
いただいたお客様にお求めいただいた品物。
墨色地に本格的な京友禅で白梅
紅梅と本金で流水が描かれている
格式高い八掛付き付下げ着尺。
通常、付下げと言うと上半身は胸の
柄のみですが、こちらは掛け衿に
繋がるように梅が染められています。
これはもう、訪問着と言っても
差し支えない程、格式がある
着物となっています。
そんな格調ある付下げに合す袋帯も
結構、難しいと言うか金地のたつむら
謹製の帯なら合います。
ですが、お客様のご要望が、金地の
たつむら謹製風の袋帯ではないような
品物を合わせたい、と。
これ、結構ハードルの高いご要望
で、どうしても格式を上げようと
すると金銀の地色となってしまいます。
でも、お客様のご要望をお聞きして
尚かつ、着物の柄行や格調に合った
袋帯となると結構難しくなりました。
でも、そこは当方も和装業界に
入って47年経ちますので、今まで
の経験を最大限、発揮します。
そこで、自信をもってお勧めした
袋帯は、「唐錦(からにしき)と
呼ばれる品物。
非常に貴重で、滅多に市場に
見掛ける事のない袋帯で私も
20年ぶり位にお目にかかりました。
それが、こちらでギラギラしない本金
を使用して、唐織と錦織を融合して
織られています。
そして、うすいピンクベージュ地で
柄は、「松菱重文(まつびしかさね
もん)」です。
そう、着物は「梅」で帯は「松」
の柄ですので、何処かに「竹」を
身に付けて欲しくなります。
画像は、お借りしてイメージっです。
そこで、「帯揚」を「竹」柄に
すれば「松竹梅」がそろい踏み
でバランスが取れます。
そう、来週の日曜部より当店で
開催する「幸(みゆき)」混紡
「嵐山・京しぼり」展において。
帯揚のしぼり体験を行いますので
帯揚の白生地は、用意出来ています。
その時に富吉さんに、竹の柄を
別誂えで絞っていただいて、上手く
染めれば良いのではないか、と。
そんな、アイデアを思い付いた
のでお客様にご提案しようと
思っています。
きっと、喜んでいただける
事でしょう(笑)
本日もお読みいただき誠に
ありがとうございました。
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