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袋帯の「関西仕立て」と「関東仕立て」の違いとは?

お仕立て 2025年10月3日

Vol.3151    

 

 

本日は、『袋帯の「関西仕立て」と

「関東仕立て」の違いとは?』です。    

 

 

愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」

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ご訪問ありがとうございます。  

 

 

今日10月3日から24節気「秋分」

の末候、72候では「水始涸」

(みずはじめてかる)水田の

水が無くなり始める実りの時季、と。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

旧10月は、和名で「神無月」全国の

神様が、出雲に集まるので各地に

神様がいなくなると言う名。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

それに引き換え出雲では、神様が

集まるので「神在月(かみありつき)」

と呼ばれている様です。

 

 

 

ところが変われば呼び名も変わり

ますが、和服のお仕立てでも地域に

よって変わる事があります。

 

 

 

特に「袋帯」のお仕立てで変わる

のが、「関西仕立て」言われる仕方

です。

 

 

 

 

織りの袋帯のたれの端にある「界切線

(かいきりせん)」を関西仕立では、

それを表に出してお仕立てします。

 

 

 

ですので、たれの端に「界切線」が

出て締める事となります。

 

 

 

これに対して「関東仕立て」では、

「界切線」を内側に織り込んで

お仕立てをします。

 

 

 

私が、呉服の勉強に行った呉服店

では、「関東仕立て」が常でした

ので、「関西仕立て」を見た時には

ビックリしました。

 

 

 

それは、初めて伺うお客様に

お手持の袋帯が「関西仕立て」

でした。

 

 

 

「界切線」を表に出したお仕立て

だったので、間違えてお仕立てした

のではないか?と思ったほど。

 

 

 

でも、調べてみれば「関西仕立て」

では、このお仕立て方ですると言う

事でした。

 

 

 

この「関西仕立て」は、帯のたれ

の端が、擦れた際にお仕立て替え

し易くするため。

 

 

帯を長く使う目的や唐織などの

特製を生かすための仕立て方です。

 

 

 

今では、ほとんど見る事もない

「関西仕立て」ですが、知って

いれば驚く事もありません。

 

 

 

そんな、ところ変われば呼び方や

仕立て方も変わる事もありますね(笑)

 

 

 

本日もお読みいただき誠に

ありがとうございました。    

 

 

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