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丸紅株式会社さんの「友禅染の神髄」展での新しい発見の感動とは?

ブログ 2025年9月24日

画像は、お借りしました。

 

 

Vol.3142    

 

 

本日は、『丸紅株式会社さんの「友禅染の神髄」

での新しい発見の感動とは?です。    

 

 

愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」

和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを

力サポートいたします。

   

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

京都丸紅株式会社さんとは、お取り

引きもありませんし、業界に入って

47年の私でもその品物を拝見した

事は、ありません。

 

 

 

それは、京都丸紅さんが、余りにも

大きな会社で、私達の様な小さな

小売屋とは、関係性が皆無です。

 

 

 

その京都丸紅さんを完全子会社に

している丸紅株式会社さんの祖と

言うべき友禅染の丸紅コレクション。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

巣9月25日までの会期だったので

一昨日、鑑賞に行って来たご報告

昨日に続いていたします。

 

 

 

さて会場に入ると、そこは江戸の

雰囲気を醸し出す「小袖」が整然

と陳列されていました。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

江戸時代に発令された「奢侈禁止令」

のよって、それまでは絢爛豪華な

絞り染と手刺繍で制作された小袖。

 

 

 

それの取って代わる技法が友禅染め

で、それまでの較べて遥かに多色で

繊細な表現を可能にしました。

 

 

 

よって、町人女性の小袖や未婚の

娘さん達の振袖を豊かに彩り、

友禅文化が、華開きました。

 

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

また、それまででは小袖全体に

模様を施していましたが、肩や

袖と裾模様を連動させる柄付けに。

 

 

 

そんな進化している様子も

鑑賞できた友禅染の神髄です

が、非常にびっくりした事が!

 

 

 

それは、昭和30年に加賀友禅作家と

して初めて重要御系文化財、いわゆる

人間国宝に認定さてた木村雨山作の作品。

 

 

 

当時の加賀友禅と言えば「加賀五彩・

梅染・虫食い・先ぼかし」の要素を

持った作品をそう呼んでいました。

(現在は、違います<m(__)m>)

 

 

また、刺繍や金箔・銀箔なども

一切使わずに、染めだけの力で

作品を完成させるもの。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

ですが、木村雨山先生の作品は

その要素をひとつも入れずに表現

されているでは、ありませんか。

 

 

 

そればかりか、刺繍まで入れて

いて当時の加賀友禅の作品とは、

言えないものでした。

 

 

 

でも、その大胆な柄構成と色使い

には、非常に魅了され、ああ

これは雨山先生の作品であると実感。

 

 

 

そんな、新しい発見もした丸紅

コレクション・華麗にして繊細

「友禅染の神髄」展でした。

 

 

本日もお読みいただき誠に

ありがとうございました。    

 

 

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