茶道の先生からお手入れ物と驚きのお直し物を承りました。
お手入れ 2025年9月3日

Vol.3121
本日は、『茶道の先生からお手入れ物と
驚きのお直し物を承りました。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
茶道に長年関わっておられると
どうしても和服の数が、増えます
し長くお召しになられている着物も
多くなります。
その代表の様な先生が、「夏物&ゆかた
最終お値打ち会」にご来店され、お手入れ
とお直しの和服を持参されました。
その数、9枚でその内7枚は
お手入れのみですが、後の
2枚が、お直しとお手入れです。
その2枚が、呉服屋歴47年の
私でさえ始めて見る光景で
正直、驚きました。
それは、2枚の着物ともに八掛は
勿論ですが、両袖の丸みが、擦り
切れているのです。
余程、お稽古にお召しになられ
畳と袖が擦れたのでしょう。
八掛は、表生地よりも薄いので
良くお召しになられるお方様は
擦り切れる事もあります。
私に母などもよく八掛が擦れ
切れて自分で繕っていました。
また、日本料理のご亭主様も
八掛が擦り切れて良くお直しを
お預かりしました。
このお方様は、角帯を締める位置が
いつも同じなので、着物の腰辺りも
擦れ切れていたのを思い出しました。
で、八掛の擦り切れは、繕うか?
無地なので八掛の上下を入れ替え
ればお直しは、出来ます。
そして、袖丸は、丸みを大きく
取って擦り切れを隠せば、着用
には、影響しないでしょう。
それから、お手入れをしますが
袖丸が擦り切れるほどお召しに
なれば元は、お取りになられた。
そして、袖丸が擦り切れたのは
1枚が、大島紬でもう1枚は、染め
の牛首紬でした。
両紬とも生糸に殆ど撚りを掛け
ずに織り上げるので、擦れには
弱い着物地なのです。
また、衿も色が抜けているか?
と思う程汚れていますので
掛け衿を外して本衿のみにします。
お稽古着なら、掛け衿がなくても
良いと言う事になり、その様に
します。
この様に、お直しも承りますので
ご連絡、ご相談お待ちしています<m(__)m>
本日もお読みいただき誠に
ありがとうございました。
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最善のお応えをいたします。