京都出張は、お勧めできる袋帯を 選品するためなのです。
ブログ 2025年8月16日

Vol.3104
本日は、『京都出張は、お勧めできる袋帯を
選品するためなのです。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
当店の夏季休暇は、19日火曜日
までですが明日は、大阪中之島
美術館に行きます。
そして、明後日に京都に入り19日
には、7月の羽衣千裳会でお買い上げ
いただいた付下げに合う袋帯の選品。
これ非常に大事で、お求めいた
だいた付下げが、本格的な京友禅
で白梅紅梅に流水柄なのです。
年初の1月から2月に掛けてしか
お召しになれない柄行なので
それに合わせる袋帯もその様に。
また、お客様のご要望で在り来たり
な金地に古典柄、いわゆる「たつむら」
風ではない色柄を、との事。
これ、当店にとっては、大変難儀な
ご要望で、お客様の雰囲気や品物の
品格を落とさない物でなくてはなりません。
常識的な帯合わせなら、「たつむら」
風が、品格もお客様の雰囲気にも
ピッタリなのですから。
それを、今回は違う角度からの
帯合わせをご要望なのです。
ま、それも分る気がするのは
以前父の頃からのお得意様が
仰った言葉を思い出したのです。
それは、もう何枚も着物を誂えると
同じ雰囲気のものばかりのなって
しまい、変わり映えがしない、と。
そこで、思い切ってお客様には
お似合いになられますが、違う
雰囲気の着物をご提案しました。
その後、着物が出来上がり納め
させていただきました。
が、お客様が、その着物に手を
通そうとすると何故か?手を通す
事が出来ずに他の着物を選んでしまう、と。
やはり、ご自分の雰囲気と違う
装いは、違和感がありお召しに
なる事が、出来ないのです。
今回の帯合わせは、その様な
事にならないために京都に出て
の選品となりました。
ご縁があれば良い品物との出会い
があり、お客様にもお勧め出来
「三方良し」となりますね(笑)
本日もお読みいただき誠に
ありがとうございました。
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最善のお応えをいたします。