出来上がった「プリズムレンズ」のめがねがお客様に合わなかった理由とは?
めがね屋 2025年7月29日

Vol.3088
本日は、『出来上がった「プリズムレンズ」の
めがねがお客様に合わなかった理由とは?』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
5年前の5月に行った、「めがねご相談会」
の視力測定で「斜位」が見つりプリズム
レンズにされたお客様がから、連絡があり。
その時作られためがねが、最近
どうも目に合わないので、また
見てもらいたい、と。
で、今月4日に視力測定を行った
ところ、「斜位」が40㎝から50㎝
の縦ズレに進んでいました。
「斜位」とは、両眼で目標を見ようと
する際に、片方の眼が内側や外側、
上下にずれている状態のことです。
しかし、両眼で同時に見ている状態
では、このずれを脳神経の働きで修正
し、視線が目標に合うように見えます。
しかし、夕方などになると視神経
や脳神経の疲労から死線を修正出来
ず、ものが2重に見えてしまいます。
この時、2重に見えてしまわない
様に効き目でない方の目を閉じて
見る様になります。
これを解決する方法のひとつが
「プリズムレンズ」を入れた
めがねを掛ける事です。
その為に「両眼開放屈折検査法」で
視力測定を行い、どれ程「斜位」に
なっているかを測定します。
で、先程のお客様は、5年前より
10㎝、合計50㎝たてに「斜位」が
進んでいる事が、分かりました。
それを修正する「プリズムレンズ」
を入れて出来上がってきためがねを
掛けてみると前よりも2重に見える、と。
そして、めがねを1分も掛けている
ことが出来ず、頭が「くらくら」
してしまう、との事でした。
そこで、早速「めがね」屋さんに
来てもらい、再度「視力測定」を
行ったのが、昨日でした。
そして、新しいめがねが眼に
合わない理由が、分かったのです。
それは、50㎝のズレを修正する
はずのレンズが、逆に50㎝余計に
修正するレンズになっていたのです。
これ、合計で100㎝ズレて見える事
になり、そんなレンズでは1分も
めがねを掛けていられません!
単純なミスと分かりましたが
再度、視力測定を行い最適な
「プリズムレンズ」を「入れます。
そして、出来上がるのは、約2週間後
お客様には、誠に申し訳ありません
でしたが、もう少しお待ちくださいませ。
本日もお読みいただき 誠に
ありがとうございました。
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