他の呉服屋さんの廃業品を吟味する事のご依頼を承りました。
ブログ 2025年6月27日

Vol.3057
本日は、『他の呉服屋さんの廃業品を吟味
する事のご依頼を承りました。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
昨日は、当店の「大決算市」を
無事終了する事が出来たのです
が、もうひとつ大きな仕事がありました。
それは、邦楽の師匠をされている
83歳のお客様よりのご依頼で、
和服を見極める為にご自宅に訪問する事。。
と言うのも、今年の1月に「リンパ腫」
を患われた先生は、治療のため頭髪が
抜け、倦怠感があるとの事。
そして、東京の娘さんのお知り合い
の呉服屋さんが「廃業」されるので
「和服」を送って来たようです。
その和服の見極めのご依頼を受け
昨日の10時半、ご自宅にお邪魔する
事になっていたのです。
で、ご自宅に伺えば、割と元気な
ご様子の先生と東京の娘さんと
地元に嫁いだ下の娘さんがおられました。
お座敷に通され、送られてきた
和服を拝見すれば、中々良い仕事
をしている品物が十数点。
よくよく見れば、当店のお取り
引き先の「千切屋」さんや今は
もう廃業された「丁子屋」さんの品物が。
この呉服屋さん、良い品物を
お取り扱いされていた様で、
これならお勧めできます。
そして、小一時間ほどで付下げを
2点、お単衣にされる小紋1点と
夏のコート地、レインダスターを1点づつ。
付下げ2点は、本格的な京友禅
が施してあり、1点が琳派調で
もう1点は現代風の柄行。
小紋は、ピンクグレー地の白抜き
であられ柄が、一面に散っていて
こちらは帯で色々な場面に活躍しそうです。
また、夏のコート地やレインダスターは
昨今の温暖化で紫外線の強くなる
4月には、お召しになれる事を。
また、9月や10月にもチリ除けと
してお召しになれるので「重宝」
する事をご説明したのです。
お仕立てを承る事になり寸法を
お伺いして最後にお仕立上がり
後のパールトーン加工をお勧め。
これ、最近当店のお勧めパターンで
当初は、お仕立て前にパールトーン
加工をお勧めしていました。
ですが、お仕立て後に加工を施せば
加工代は、少し高くなりますが裏地
や縫い糸まで加工が行き渡ります。
当然、経年変化や劣化などが
同程度に進行しるので、結果
として和服が、長く安定的に
保たれる事となるのです。
そんなご依頼と、ご注文を
承り、帰店した昨日でした。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
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最善のお応えをいたします。