京都「千切屋」さんの創業300周年染織記念作品展が、半端なく素晴らしかった。
ブログ 2025年6月3日

Vol.3033
本日は、『京都「千切屋」さんの創業300周年
染織記念作品展が、半端なく素晴らしかった。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
昨日の神戸・京都出張は、非常に
有意義な一日となりました。
神戸は、私が呉服の道に入った
時にご指導いただいた、糸川禎彦
さんの1周忌のお参りさせていただきました。
神戸灘区の閑静な住宅街の
こじんまりとした7階建ての
マンションの最上階。
通されたお部屋には、小さい
お仏壇と記念の写真が所狭し
と並んでいます。
奥様にご挨拶してからお焼香
させていただき、闘病の経過を
お聞きして涙を抑えるのがやっと。
45年以上前の私の思い出をお話し
すれば、そんな事は、今の従業員
さんは、誰も知らない、と。
ま、その時一緒に働いていた
先輩たちは、皆さん他界して
いるので無理もありません。
話は、尽きませんでしたが、
その後、私も京都に入らなければ
ならないので切りの良い所でお暇しました。
そして、京都に入り目的の場所
一路、京都文化博物館に向かい
「千切屋」さん記念展へ。
くしくも文化博物館は、月曜定休
でしたが、「千切屋」さんの記念展
のためだけに入り口を確保。
そこから、会場に足を運ぶため
エレベータに乗り6階に着き扉が
開けば「胡蝶蘭」がズラリ。
受付を済ませ、会場に入るエント
タンスには、千切屋さんの歴史や
昔の記念の屏風などが陳列。
また、故・皆川月華先生の大振袖や
袋帯、故・山鹿清華先生の非売品の
袋帯が陳列されています。
そして、会場に入れば素晴らしい
新作品のオンパレード、よくもまあ
これだけの作品を揃えたものだ、と感心しました。
作家物を始め、物故作家の作品や
超一流の機屋さんの渾身の袋帯など
がズラリと並んでいました。
当店では、お取り扱い出来ない
程の高価な作品を見てからは
均一価格品を見ることに。
品物の数が、半端なく多いので
見ていくにも一苦労しましたが
何とか選品出来ました。
こんな時、潤沢な資金があれば
と思うのは、私だけではないと
思います。
それ程、魅了的な作品ばかりで
「千切屋」さんの底力の凄さを
改めて思い知らされました。
会場入りから2時間後、心地よい
疲れを覚えて、帰宅しました。
これも糸川禎彦さんに教えを受けた賜物です。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
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