30年前に誂えたお母様の黒留袖を着用可能なのか?ご相談、承りました。
きもの110番 2025年2月2日

Vol.2909
本日は、『30年前に誂えたお母様の
黒留袖を着用可能なのか?ご相談、承りました。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
昨日ご来店のお客様は、先日
電話でお問い合わせをいただき
留袖を見て欲しいとの事でした。
何でも、30年前にお母様が、お誂え
になられてもので、その後は、一度
も手を通していない様です。
今春、4月6日にお嬢様の結婚式
にお召しになりたいとの事で
お持ちになられました。
ケースから出てきた和服が「市川
呉服店」のたとう紙に包まれていた
ので思わず、奥がそこに勤めていました、と。
そう、当店奥は、独身時代刈谷の
「市川呉服店」にお世話になって
いて当家に嫁いできたのです。
懐かしいたとう紙に話が、弾み
ましたが、本題はこの黒留袖が
4月の結婚式にお召しになれるか?です。
ひと目見て、生地もしっかりして
いますし京友禅や手刺繍の仕上がり
も丁寧で十分着用可能です。
また、抜き紋も輪じみなどが
なく綺麗ですので、お手入れを
する必要もありません。
ただ、長年タンスに仕舞い込んで
おれらた様子なので、畳みシワ
が気になります。
また、袋帯も傷んだ所もなく
このままでお締めいただける
事をお伝えしました。
ですが、長襦袢をお持ちになられ
なかったので、お聞きすれば新品
の半衿を付けてもらっている、との事。
そして、帯〆・帯揚などの着用に
使う小物やぞうりバッグなども
一度拝見したい、とお伝えしました。
まだまだ、式まで時間があります
ので、その辺は後日、ご都合の良い
時にお持ちいただく様にお願いしました。
それまでは、当店で黒留袖と袋帯
をお預かりして、保管していく
事となりました。
この様に着用可能なのか?とか
どうすれば着用できるかとか?
などなどのお困り事。
何でもご相談を承りますので
ご連絡いただいてからご来店
お待ちしています。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
追伸・和服で、お困りのこと
なら何でもご相談、承り必ず
最善のお応えをいたします。