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ブログ

地域や時代で変わる内裏雛の位置ですが、和装も同じです。

ブログ 2024年3月3日

Vol.2575

 

 

本日は、『地域や時代で変わる内裏雛の

位置ですが、和装も同じです。』です。

 

 

 

愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」

和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを

全力サポートいたします。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

今日3月3日は、「上巳(じょうし)、

桃の節句」上巳の節句は五節句の一つ

で、元々は3月上旬の巳の日でした。

 

 

 

後に3月3日に行われるようになり

旧暦では3月3日は桃の花が咲く季

節であることから「桃の節句」とも言われます。

 

 

 

そして、現代では「お雛様」を飾る

「雛祭り」で女の子の健やかな成長

を願う伝統行事、

 

 

 

お雛様には、白酒・菱餅・あられ・桃

などを花等を供えて祀ります。

 

 

 

で、この祀り方なども地域や時代

によって、随分違いがあります。

 

 

 

まず、雛人形の飾り方ですが

関東と関西では、内裏雛の置き

方が違うのです。

 

 

 

関東では、向かって左側が男雛

で右側に女雛を置きますが、京都

や関西の一部では、逆に置きます。

 

 

 

 

和装業界が、隆盛だった頃の

京都の問屋さんでは、3月月初の

陳列会には、七段飾りを置く所もありました。

 

 

 

その時、男雛が向かって右側に

置かれていて、違和感を感じ

お尋ねした事がありました。

 

 

 

その問屋さんのオーナー社長さん

は、京都では昔から男雛を向かって

右側に置いている、との事でした。

 

 

 

そこで、少し調べてみると日本

には、昔から「左方上位(左側の方

が位が高い)」という考え方があり。

 

 

左大臣と右大臣では、左大臣の方が

格上になりますし、神社で手水を使う

ときに左手から清めるのも同じ理由なのです。

 

 

なので、平安時代の帝は、妃の左側

(向かって右)へ座っていて、京都と

関西の一部では、そのしきたりに従っているのです。

 

 

 

現在明治時代の終わり頃から日本

でも西洋に準じ皇室では、天皇は

必ず皇后の右側(向かって左側)

に立たれます。座られる場合も右側です。

 

 

この時に皇室の第1礼装も洋装と

なり皇室男性は、モーニングで

女性は、ドレスとなりました。

 

 

 

和装でも地域や時代によって

慣習が異なる場合が、あります

ので分からない場合は、お気軽に

お尋ねくださいませ<m(__)m>

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

 

 

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最善のお応えをいたします。

 

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