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今日12月8日は「針供養」そんな日に和装業界の今後を考える?

ブログ 2022年12月8日

Vol.2123

 

 

 

本日は、「今日12月8日は「針供養」

そんな日に和装業界の今後を考える?です。

 

 

 

愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」

和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを

全力サポートいたします。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

今日12月8日は、「針供養」

裁縫を休んで、折れた針を

集めて社寺に納めたり、豆腐

等の柔らかいものに刺したり

して供養をします。

 

 

全国的には2月8日ですが、関西

地方では12月8日に行われます。

 

 

 

「針供養」は、手縫いの和栽に

取り、切っても切れない行事と

なります。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

当店のある岡崎市でも岡崎

公園内に針塚が設置された

のが1975年(昭和50年)8月。

 

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

その当時は、岡崎公園内の

岡崎城東側の塀と建物の間

に建立され、人目に付かない

淋しい場所でした。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

現在は、公園内龍城神社、社務所

横に移転して、住民の目に触れる

場所となったのです。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

裏側には、奉納された岡崎

和裁教授連盟の発起人・会員

が数十名の名前が彫られています。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

その先頭に「小原てる子」と

懐かしい名前を見つけました。

 

 

 

と言うのも小原先生は、当店の

お仕立物の殆どを引き受けて

いただいていた仕立屋さん。

 

 

片足が悪く、生涯独身で

その一生涯を「和裁」に

捧げたある意味、偉人でした。

 

 

 

先生の所で何人もの生徒さん

一人前の和裁士に育て、卒業

も仕事の斡旋などしていたようです。

 

 

ま、昭和30年代から50年代は

和装業界が右肩上がりの時代

和裁士の需要も、しかりです。

 

 

 

で、今現在は、和裁をされる

仕立屋さんが急激に減少して

当店専属の和裁士さんも70歳代

目の病気で衰えを感じています。

 

 

 

ですので、喪服の様な黒地に

黒い糸で縫い上げる仕事は

NGですし、袴も仕立てに

自信がないとこちらもNG。

 

 

 

 

そんな仕立屋さんが全国に

あるらしく、京都の高級仕立

屋さんは、仕事が満載。

 

 

 

全国の高級品を扱う小売屋さん

より仕立物の依頼がひっきりなし

と聞きました。

 

 

また、海外仕立てを扱う会社

さんでも仕立物が増えて、この

コロナで航空機が飛ばず苦労を

した様です。

 

 

 

私たち、呉服の小売屋は着物地

をお買い上げいただきますが

大抵は、それと同時にお仕立て

の依頼を承ります。

 

 

ですので、究極、仕立屋さんが

いなくなれば、この仕事も

続けることは出来ません。

 

 

 

また、和装を製造するメーカー

さんも高齢化や後継者不足など

問題を抱えているのが現状。

 

 

 

そんな和装業界ですが、今

できる事を愚直に行う事が

最善かな、と思っています。

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

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