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今週、月曜日に伺った京都「石川つづれ」さんの機場見学、ご報告。

ご紹介 2022年10月1日

Vol.2056

 

 

 

本日は、「今週、月曜日に伺った

京都「石川つづれ」さんの

機場見学、ご報告。」です。

 

 

 

愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」

和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを

全力サポートいたします。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

 

今週、26日の月曜日に伺った

のは、京都・西陣では名の知れた

機屋の「石川つづれ」さん。

 

 

画像は、「石川つづれ」さんH.P.より

 

 

 

「つづれ」は、織物の最高峰と

認識されて、源流はエジプト

「コプト織」と言われています。

 

 

「コプト織」画像は、お借りしました。

 

 

それが、ヨーロッパに伝わった

ものがフランスの「ゴブラン織」

でシルクロードを逆流したものが

中国の「刻絲織(こくしおり)」。

 

「ゴブラン織」画像は、お借りしました。

 

 

刻絲織とは、中国でのつづれ織り

の名称で文様がまる で刻みこまれた

ように見えることから、「彫刻された織物」

とい う称賛に基づいて命名されました。

 

 

「刻絲織」画像は、お借りしました。

 

 

 

二千年以上の歴史があり、古くから

緙絲で作られた物は、高級な工芸品

として扱われ、鑑賞、収蔵さ れ続けて

きたのです。

 

 

緙絲には、彩色に対しての制限

が無く、思った通りの図 案を織り

出すことが出来ます。

 

 

 

しかも「千年傷まない」と言われ て

いるように、品質が変化しにくく、

長期間の収蔵に適しているのです。

 

 

 

その刻絲織が、日本に伝わり

「つづれ織り」となり皇族、貴族

神社仏閣の装飾品を織られました。

 

 

「石川つづれ」さんH.P.より

 

 

そして、石川つづれさんの

織物は、「爪掻き」と言われ

織り職人の爪をギザギザに研ぎ、

橫糸を掻いて織り上げます。

 

 

 

 

また、織り職人は織り上げる

色柄を最高のものにする為

糸を自分で作ります。

 

 

 

 

既存の糸の撚りを解き半分に

してから、別の糸も同様にし

その別々の糸を合わせて撚りを

掛け1本の糸として使うのです。

 

 

 

ですので、織っている最中に

納得の糸が無ければ、糸作り

をしてから織の作業に戻ります。

 

 

 

そんな「爪掻き本つづれ」帯は

手間暇かかる織物で職人が織り

上げるだけで半年を要し、図案

から言えば一年ほど掛かって完成。

 

 

 

 

気の遠くなる様な作業ですが

「石川つづれ」さんを訪問し

機場見学でご紹介したい事が

まだまだあります。

 

 

 

それは、明日の当ブログに書きますね。

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

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