今日は、6月4日「蒸しの日」染色にも「蒸し」は、欠かせません。
ご紹介 2021年6月4日

京都友禅蒸水洗工業協同組合H.P.より
Vol.1576
本日は、「今日は、6月4日「蒸しの日」
染色にも「蒸し」は、欠かせません。」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
和服の貴女が「褒められる」最適品を
お勧めいたします!
貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
今日6月4日は、「蒸しパン」
「蒸し料理」の日、もちろん
六(む)四(し)で「蒸し」の語呂合せ。
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和装で、「蒸し」と言うと染色後
に行う加工の事です。
そもそも、染色には大きく分けて
ふた通りの方法があって、ひとつは
染料液に生地を浸して染める仕方。
この場合、染料液から引き揚げた
状態で生地に色が染まり定着します。
そして、もう一つの染色方法は
「引き染」と言われ、いわゆる
刷毛で張った生地に染料を塗って
いく方法。(ペンキ屋さんと同じ)

お借りしました。
友禅染も生地を張り糸目で囲われた
模様部分を筆で色挿しをする場合も
染める原理は「引き染」と同じです。

この場合は、染めると言っても
生地の上に染料を塗り付けて
いるだけで定着はしていません。

また、型染めの着尺でも
糊で型を取った後に染料で
染めるのですが、この状態も
染料が定着していません。
両方ともこの状態で生地を
洗えば染料が落ちてしまいます。
で、染料を定着させ、しかも完全に
発色させるために、「蒸し」という
工程が必要となります。

「蒸し」とは、100度程の熱と
水蒸気を約20~40分生地に当てます。
品物の染色方法などで温度と
時間は、微妙に違ってきますが
この工程は、欠かせません。

お借りしました。
そして、この後余分な染料や
不純物を取り除くために
「水洗い」の工程へと進みます。
友禅染めの場合、こんな工程を
最低10以上経て品物が出来上ります。

京友禅では、この工程全てが
分業で行われていて、それぞれ
専属の職人が最高の仕事をして
ひとつの品物が生まれるのです。
それ程、物創りの現場は
真摯に仕事に打ち込んでいます。

和服は、高額と言われますが
それなりの手間が掛かっている事
ご理解のほどお願いいたします。
今日の夕飯は、蒸し料理の
「シュウマイ」かな?
あっ!うちの「シュウマイ」は
「チン」料理だった?
本日もお読みいただき
誠にありがとうございます。



