人工肛門でも和服をお召しになる男性を応援します。
ご紹介 2020年11月20日
Vol.1379
本日は、「人工肛門でも和服をお召しになる男性を応援します。」
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
貴女とお場所に合った最適和装をご提案！
貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
先月、ブログの師匠が立ち上げた
BBA（ビジネス・ブログ・アスリート）
協会の勉強会（忘年会を含む）の
お知らせがありました。
12月4日に神戸で開催予定で
コロナによって4~5軒のお店を閉めた
広島の回転寿司屋さんの社長の
お話などを伺える予定です。
そんな、勉強会や会合の時には
和服で伺うようにしています。
ですが、今は大腸に人工肛門を
出してそこに袋を付けている身。
洋装ならスラックスを下ろし
上着をたくし上げれば、袋からの
排泄作業が出来ます。
が、和服ですと帯を最後まで
取って腰紐を解いて、着物をはだけ、
長襦袢を広げ肌着をまくし上げて
ようやく袋にたどり着きます。
これを、自宅でするならまだしも
出先のトイレでの作業は、非常に
困難と思われます。
（まだ、経験が無いので）
でも、呉服屋としては、そういう
席には和服で参上したい所。
で、和服でそのような行為が
出来る様に改造する事を
思い付きました。
まずは、帯を解く事が難儀なので
ワンタッチで留める事の出来る
ストレッチ角帯を用意します。
お借りしました。
これならば、留める、外すを
マジックテープでするだけなので
簡単でスペースもとりません。
着物は、帯の下に腰紐を締めて
左右の打ち合わせを固定しますが
この腰紐も厄介です。
ですので、腰紐をしないで
打ち合わせをする為に
下前と上前にマジックテープを
縫い付けます。
これで、腰紐なしに打ち合わせが
可能となります。
また、裾までの長襦袢も
作業の邪魔になるので
半襦袢を作り、その打ち合わせも
マジックテープでしてしまいます。
お借りしました。
これで、身体をはだける事は
簡単に出来ると思われます。
ですが、和服の袖は案外、邪魔で
ひっかけたり倒したりするのです。
そこで、袖を短くして舟底袖に
すれば、随分違います。
これ、着物だけでなく羽織も
同じ様に舟底袖にする必要が
あります。
ただ、舟底袖で扱いは楽に
なりましたが、袂が無いので
財布などを仕舞う場所も
無くなりました。
そこで、舟底袖にした為に
切り取った端切れで羽織の
両内側にポケットを作る事に
しました。
こうすれば、財布とスマホは
そこに納める事が出来ます。
こんな風に仕立屋さんに
お願いをして出来上がりを
楽しみにしていました。
ですが、先日勉強会中止の報が
届きました。
それも、コロナの第3波襲来で
キャンセルとなり何とも
言えないモヤモヤが渦巻きます。
非常に残念ですが、現状を
考えると致し方ありません。
でも折角、色々考えて作っている和服
年末の食事会や年始のお参りの
時に着用したいと思います。
その時は、着心地などを
ご報告いたします。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございます。
