1度も手を通していない長襦袢に、 シミが付いていました。
お手入れ 2018年11月29日
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vol.657
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
笑顔作りアドバイザーの山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
本日は、1度も手を通していない長襦袢に、
シミが付いていました。です。
昨日、数年前に当店で誂て、まだ1度も手を通していない
長襦袢にシミが出てきたけれど、どうしてですか?
と、お客様がご来店になりました。
拝見すると躾糸が付いたまま、きれいに畳まれて
お召しになられた様子は、ありませんでした。
詳しく丁寧に見てみると、畳んである表面の
裾と裏面の肩辺りに集中してシミがありますし、
綿素材の衣紋抜きにもシミがあります。
幸い、裏地などには影響していませんでしたので
それほど古いシミでは無いと思いました。
ですが、長襦袢を入れる「たとう紙」のヒモにも
同様のシミがあります。
お手持ちの他の着物なども同じタンスに
収納されている様でこの長襦袢だけに
シミが出ているとの事。
私も40年この仕事に携わっていますが
初めて出会うケースで、色々なシュチエーションを
考えましたが、思いつきません。
ここは、本職のシミ抜き屋さんに見ていただいて
この問題を解決したいと思います。
何といっても、餅は餅屋です。
本職の意見を聞きたいと思います。