白生地の別染。
ご紹介 2018年9月9日
![](https://www.ichikoshi.com/wp/wp-content/uploads/2018/09/cid_165bc40471cdaa1252f1-e1536461732276.jpg)
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
人作りアドバイザーの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、白生地の別染。です。
お客様のご依頼で無地着物一つ紋付を別染する
事になりました。
白生地は、市松模様の地紋をご指定でしたので
数点ご用意いたしました。
その白生地にお客様のご希望の色を別染めするのですが
その色の候補が3点ほどあるのと、生地質によって
見本色と染上がりが微妙に違います。
ですので、今回は3色の試し染めをお願いしました。
指定の見本の色に限りなく近い色で染まってきましたので
一安心しました。
お客様にお見せすると、
画像の左の色を気に入られましたので
今度は、その色で本染します。
お茶席でお召しいただくので
抜き一つ紋を日向で入れます。
染上がりは、1っカ月程掛りますが、
良い染上がりになる事を念じています。
と言うのも見本色で作った染料は、3日程で
使えなくなりますので、染料作りを一から
行う為全く同じ色には、成らないからです。
そこは、染屋さんの腕を信用して
1カ月後が楽しみであり、一抹の不安もありという
複雑な心境です。
お手持ちの白生地も別染出来ますので
お気軽にお問い合わせくださいませ。