お仕立て屋さんが、縫った事のない二部式仕立を承ったのは?
お仕立て 2025年5月3日

画像は、お借りしました。
Vol.3002
本日は、『お仕立て屋さんが、縫った事の
ない二部式仕立を承ったのは?』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
今日5月3日は、五(ご)三(み)で
「ごみ」の語呂合せ「ゴミの日」です。
お祖母様やお母様より譲られた
呉服、またお嫁入時に持たされた
呉服などタンスに眠るお宝和服を
「ゴミ」と化していませんか?
活用されていない呉服が、大量にある
様で、そんな呉服物をリサイクル店に
売っても数千円の値段が付けば良い方。
喪服や化繊、ウール物などは
値段など付かないのが、現状。
そして、先日岡山在住のお客様より
ご両親が、他界されたご実家より
着用出来そうな和服をお持ち帰り
になられたそうです。
でも、ご自分で着用される和服
は、大体決まっていて、それ以外
の着物は、袖を通されません。
また、嫁がれた娘さんや独身の
娘さんなどは、もう着物は、いら
ない宣言されたそうです。
で、ご自身は、お手入れなど
にも自信がなくこれほどの
わ和服をどうしよう?と。
で、ひらめいた事が、上下の
分れている二部式着物にお仕立
替えれば、着用頻度も上がるのでは?と。
で、当店に送って来られた着物が
4点と反物が1点で、そのままお仕立
替えするものと二部式にするものです。
で、二部式のお仕立て方も二種類
あり、帯を締めるタイプと締めずに
着用するタイプ。
帯を締めずに着用するタイプは
京都のお仕立て屋さんでお仕立
替えをします。
が、帯を締めるタイプは、上着の
身丈寸法が、おはしょりの関係で
非常に重要となります。
結論は、京都のお仕立て屋さんは
帯を締めるタイプのお仕立替えは
出来ません、と。
でも、当店としては、お客様より
お預かりして着物を二部式着物に
お仕立替えを承ったので、何とかしたい。
そこで、地元の仕立て屋さんも二部式
をお仕立てした事が、無いので一度は
断られました。
が、綿の生地で仮縫いをして
それをお客様に着用願い、寸法
の割り出しをして後に本縫いにはいる。
そうすれば、寸法を間違える事
なく、本縫いに入れます。
そんな工夫でお客様のご要望
を適えるのも当店の役割と
思っています。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
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