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30年以上前にお母様が誂えた「御召」着物のお仕立替えのご相談、承りました。

きものクリニック 2023年2月12日

Vol.2193

 

 

 

本日は、「30年以上前にお母様が誂えた「御召」

着物のお仕立替えのご相談、承りました。」です。

 

 

 

愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」

和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを

全力サポートいたします。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

今日まで当店では、「大B反市!!」

を開催していますが、昨夕のお客様

は、ご相談でのご来店でした。

 

 

 

と言うのも30年以上前、お母様

が誂えられた「御召」の着物を

ご自分用にお仕立て替えしたい、と。

 

 

 

拝見すれば、生地自体は

しっかりしていますので

問題は、ありません。

 

 

 

 

ただ、胴裏地が黄ばんでいて

使い物にならない事と身丈が

足らない事が分り。

 

 

 

それならば、「お単衣」にお仕立

替えれば、裏地はいらないし

「御召」なら最適です。

 

 

 

「御召」ならお単衣に最適の

理由は、お単衣は文字通り

裏地を付けない仕立て方。

 

 

 

裏地を付けないので、ある程度

しっかり目の生地の方がお単衣に

向いているのです。

 

 

今では、少なくなりましたが

以前では、お単衣専用の白生地

を使った品物が多数あったほどです。

 

 

 

 

ですので、ご持参された「御召」

は、生地風もしっかりしていますし

縫い取りでないので大丈夫。

 

 

 

ちなみに「縫い取り」とは、

柄を織り出す糸が裏に渡る

織り方で、裏はこんな風に

なっています。

 

 

画像は、お借りしました。

 

 

この「縫い取り御召」は、お単衣

には、向かない生地で袷専用と

言って良いでしょう

 

 

 

ま、今回の「御召」は、お単衣に

お仕立てしますが、身丈が不足

しているので、別生地を足す事に。

 

 

 

 

これも、以前の織物では、よく

ある事で着物が出来るギリギリ

の長さしか、織らなかったのです。

 

 

 

そして、お仕立ても前身の腰

に繰り上げ入れない仕方だった

ので、生地が足りないのです。

 

 

 

余り布でバッグや草履を作る

のが、流行った時代もあり

そんな仕立て方になったかな?

 

 

 

それと、お仕立替えをする時は

「洗い張り」をして、今までの

縫い後の筋を消します。

 

 

 

が、お「御召」の様な織物は

この筋が綺麗に取れない事も

あるので、そこも事前にお知らせ

したのです。

 

 

 

そんな事を一通りが説明して

お仕立替えを承りました。

 

 

この様なご相談も承ります。

お気軽にどうぞ、ご来店を!

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

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