着物が、日本から消えない理由とは「思考のタイムマシン」だからです。
ブログ 2025年7月24日

Vol.3083
本日は、『着物が、日本から消えない理由とは
「思考のタイムマシン」だからです。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
昨日の続きブログ、和装業界は
斜陽産業で現在では、最盛期の
十分の一以下のお取り引き料。
京都や関東、地方の問屋さんが
バタバタと倒産や廃業をしていて
小売店も後継者難に見舞われています。
そんな業界ですが、着物がこの世から
消えないのは何故か?の答えに迫る
ことこそ価値ある研究と思う、と。
そんな、前向きな発想をされるのは
伝統デザイン研究家でメンズキモノ
クラブ会長の成願義夫(じょうがんよしお)氏。
氏は、日本人にとって着物は「伝統」
であり「哲学」であり「祈り」であり
「物語」なのだと。
そして、日本人にとって着物は
「心の豊かさの象徴」で過去と
現在・未来を繋ぐ「思考のタイム
マシン」と言っても良いと。
まさに、「伝統文化の根幹」であり
「平和」「安心」「健康」「安定」
のバロメーター、と。
「日本人が日本人であり続ける限り
着物は、この世界から決して消える
ことはない」と氏は、断言されます。
私もコロナ過を経験して着物は
日本人にとって「晴れ」の日に
着用する特別なお召しものと痛感。
あんなに結婚披露宴が、中止や
延期となり祝賀会、パーティー
などが開催されませんでした。
が、その間にメーカーさんや
問屋さんの倒産や廃業などを
耳にしませんでした。
で、ここに来て高額品の動き
が良い様な事も伺いますし
実際に当店もそうです。
そして、譲られた和服をお召しに
なったり、ママ振りババ振りを
着用される娘さんが増えています。
正に過去と現在そして未来を繋ぐ
「思考のタイムマシン」と断言
される氏の思考そのもの。
そして、私達小売屋は、そんな
和服とお客様を結ぶお手伝い
をする重要な役割を担っています。
そんな事を改めて考えさせて
いただいた成願さんの記事でした。
ありがとうございました<m(__)m>
本日もお読みいただき 誠に
ありがとうございました。
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最善のお応えをいたします。