和服は、「習うより慣れろ」なのです。
ブログ 2023年8月28日
Vol.2388
本日は、『和服は、「習うより慣れろ」なのです。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
今日8月28日より24節季「処暑」
の次候、72候では、「天地始粛」
(てんちはじめてさむし)
ようやく暑さが落ち着いてくる時季、と。
画像は、お借りしました。
72候は、その期間に見られる
動植物の変化や季節の移り変わり
を表しています。
が、今日からの「天地始粛」は
的外れと思われても仕方ない
ほど、暑い日が続いています。
そんな暑い日が続く昨日は、
お得意様のご次男が独立開院
される前のお披露目の会がありました。
天気も良く、大勢の方が
お祝いに駆け付けておられ
「蘭」の鉢植えが所せまし
と飾られていました。
そんな中、歯科医の四男さん
ご夫婦がお見えになりご挨拶
させていただき、しばし談笑。
そして、嬉しいご報告をして
いただいたのです。
それは、今年6月に納めさせて
いただいた、綿絽の長板染め
浴衣をお召いただいたこと。
義母様のお勧めもあって数年前
より茶道のお稽古を始められた
ご夫婦です。
今秋、義父様の3回忌追悼茶会
で、お点前をご披露する事に
なったお嫁様。
それまでの月1回のお稽古は
洋服でされていましたが、
流石に和服でのお稽古が必要と。
と言うのも洋服と和服の最大の
違いは、お袖の有無です。
このお袖、着慣れないと机上の
調味料を倒したり、ドアノブに
引っかけたり、と色々な事が。
それな粗相をしない様にするには
着慣れる事が一番の近道で、それ
しかありません。
ですので、お稽古の時から和服
を装えば、本番でやらかす事は
少なくなります。
そして、着付けの出来ないお嫁様は
YouTubeで何とかお召しになり
お稽古に行かれました。
そして、余りにも着崩れを
している姿を見かねた先生に
直していただいたそうです。
最初は、これで良いのです。
まずは、「習うより慣れろ」
が肝要。
そして11月のお茶会では、和服に
着慣れて美しい所作をされる事で
しょう。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。