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今日から72候では「温風至」夏の和装に欠かせない「ゆかた」素材・織り方ご紹介。

ご紹介 2022年7月7日

Vol.1964

 

 

 

本日は、「今日から72候では「温風至」

夏の和装に欠かせない「ゆかた」

素材・織り方ご紹介。です。

 

 

 

愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」

和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを

全力サポートいたします。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

今日7月7日は、言わずと知れた

「七夕」で24節季では「小暑」

72候では、「温風至(あつかぜいたる)」。

 

 

 

 

「小暑」とは、梅雨が明け

暑さが本格的になるころで

蝉が鳴き始めます。

 

 

 

また、「温風至」も同じような

意味で、暖かい風が吹いてくる

時季のこと。

 

 

 

更に、「一粒万倍日」。一粒の

籾が万倍にも実る稲穂になる、

事に由来する吉日。

 

 

 

日に日に暑さが増してくると

涼しい装いをしたくなるもの。

 

 

 

和装で、涼しいと言えば

「ゆかた」でしょうか。

 

 

 

でも、「ゆかた」にも色々な

素材・織り方がありますので、

特徴を踏まえてご紹介いたします。

 

 

 

まずは、一番ポピュラーな

木綿素材、「綿コーマ」生地。

 

 

 

「綿コーマ」は、糸の目を詰めた

織物で、とてもしっかりしていて

大変、丈夫です。

 

 

 

 

Tシャツ感覚でお召いただけ

ご自宅で気兼ねなく洗濯出来

ますが、シワが残りやすいので

軽めに脱水しアイロンがけを。

 

 

 

また、生地が厚めですので

夏着物として長襦袢を合わせると

暑いので、その様にお召しになり

たい時は、半衿だけの「うそつき衿」

をお勧めします。

 

 

 

 

 

こちらのお客様は、半衿だけを

ゆかたの衿に取り付けて

夏着物風にお召しになりました。

 

 

 

次は、木綿糸をワッフル状に

凹凸を付けて織る「綿紅梅」。

この凹凸で肌に張り付かず

サラリとした肌触り。

 

 

 

 

 

生地もコーマより薄いので

ふわっとお召いただけて

上質感が出ます。

 

 

 

また、木綿糸を絽織にしたものを

「綿絽」と言い、透け感がでる

織り方。

 

 

 

 

元々、「ゆかた」はお風呂上り

の夕方より着用していたので

昼間には、お召しになりません。

 

 

 

邦楽関係の師匠は、夏になると

昼間のお稽古にコーマ地ゆかたを

着用出来ないので、綿絽ゆかたを着用。

 

 

 

 

今では、半衿に名古屋帯・足袋を

履けば夏着物としてお召いただけ

ます。これ先程の「綿紅梅」も同様。

 

 

 

 

 

木綿の最後は、「絞りゆかた」

こちらは、木綿糸を薄く織り

絞りを施すゆかた地。

 

 

 

 

 

 

 

絞りやすくするため、生地を

薄く織りますが、耐久性も

考えられています。

 

 

有松絞りが全国的に有名で

絞り方も色々技法が在り、

四つ目絞りや帽子絞り。

 

 

 

 

全体にふわっとした着心地

手絞りによる上質感があり

着易く涼しいのです。

 

 

 

 

 

また、新しいところでは、

雪花絞りなどもあります。

 

 

 

木綿素材だけでも色々ですが

明日は、その他の新しい素材を

使用する「ゆかた」地をご紹介

いたしますね。

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

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