お雛様の有職模様と西三河のいが饅頭、伝統を守っていきたいものです。
ご紹介 2020年3月3日
Vol.1114
本日は、「お雛様の有職模様と西三河のいが饅頭、
伝統を守っていきたいものです。」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
最適な和装で笑顔あふれるご提案!
貴方の和装・お助けマン
山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
今日は、雛祭りで「桃の節句」、
女子のすこやかな成長を祈る節句です。
雛人形の装束は、
男雛は束帯、女雛は十二単です。
十二単は、平安時代から
はじまる女性の装束。
雛人形の装束は
当然人形用の小柄な別織の
有職文様(ゆうそくもんよう)。
有職模様とは、平安時代以来、
公家の装束・調度などに
用いられた伝統的な文様。
立涌(たちわき)・丸文(まるもん)
菱文(ひしもん)・亀甲(きつこう)文
窠文(かもん)などがあります。
立涌(たちわき) 菱文(ひしもん)
亀甲(きつこう)文 窠文(かもん)
現代においてこれらの
有職模様は、白生地の
地紋やフォーマル系の
袋帯に生かされています。
この様に伝統的な有職文様は
平安時代より現代まで脈々と
伝えられています。
伝えられると言えば
西三河地方だけに伝わる
ひな菓子「いが饅頭」が
あります。
小さい頃からお雛さんの時に
食べていた「いが饅頭」。
この時期には全国で食べられている
お菓子と思い込んでいましたが
神戸に5年間いた時に「いが饅頭」を
知らない事にビックリ仰天しました。
いずれにしても、平安時代からの
伝統も地方の伝統も大切に
守っていきたいものです。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。