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紋入れ色々、お仕立て上がりの無地着物にどんな紋を入れたら良いのでしょう?

ご紹介 2022年1月26日

Vol.1807

   

 

本日は、「紋入れ色々、お仕立て上がりの

無地着物にどんな紋を入れたら良いのでしょう?」です。

   

 

 

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。

 

服の貴女が「褒められる」を応援!

貴女の和装のお助けマン、山脇寿人です。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

 

先日ご来店のお客様は、来月

5日に結婚式に出席される為

無地の着物を持参されました。

 

 

 

 

 

着物は、きれいなクリーム色で

ご祝いの席には、打って付けの

着物ですが、紋が入っていません。

 

 

 

 

付下げや訪問着の様に柄が

あれば紋を付けなくても

大丈夫ですが、無地となると

話が変わります。

 

 

 

紋を入れた方が格式が上り

結婚式に出席されるのに

より相応しい装いとなります。

 

 

 

通常無地の着物には、背中に

一つ紋を入れますが、稀に

背中と両袖に3つ入れる事も

あります。

 

 

 

また、紋の入れ方によっても

格式が少し変わります。

 

 

 

 

既婚女性の第1礼装の黒留袖と

不祝儀にお召しになる喪服は

「抜き日向」(ぬきひなた)

の五つ紋を入れます。

 

 

お借りしました。

 

「抜き」とは、染め抜きを指し

紋を地色より白く抜き、紋を表わします。

 

 

「日向」とは、その紋をそのまま

表す呼び名で、抜き日向紋は最高の

格式を表わします。

 

 

 

それから色留袖に入れる事が

多くなった、抜き日向の3つ紋。

 

 

お借りしました。

 

 

3つ紋に場合は、背中と

両袖外側に入れます。

 

 

 

それから1つ紋となりますが

この場合も染め日向紋が上位で

中陰(ちゅうかげ)、陰(かげ)

紋は、少し格式が下がります。

 

お借りしました。

 

 

また、1つ紋の場合、刺繍で

入れる事も選択肢の一つと

なります。

 

 

 

抜き紋か刺繍紋かを選択するのは

その着物地の生地風や染め方、

個人のお好みによります。

 

 

 

江戸小紋を無地代わりに

される場合、抜き紋んは

難しいので刺繍紋となります。

 

 

 

 

また、無地の着物に紋を入れる場合

余り紋を目立させたくない時は、

刺繍にして地色と同色の濃淡で

紋を入れます。

 

 

 

こうすれば、帯の格式によって

フォーマルからカジュアルまで

お召いただく事が、出来るのです。

 

 

 

 

で、今回の場合、生地に凹凸が

あり着物なってから抜くのは

難しいと判断し刺繍をお勧め。

 

 

 

 

昨日、出来上がってきて

その綺麗な手仕事に満足して

お客様に連絡いたします。

 

 

 

日本の職人さん、ホントに

素晴らしいです。

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

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