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今日12月16日は「紙の記念日」呉服屋で紙と言えば「たとう紙」その良し悪しとは?。

ご紹介 2021年12月16日

Vol.1760    

 

 

本日は、「今日12月16日は「紙の記念日」

呉服屋で紙と言えば「たとう紙」

その良し悪しとは?。」です。    

 

 

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし

 

和服の貴女が「褒められる」を応援!

貴女の和装のお助けマン、山脇寿人です。  

 

ご訪問ありがとうございます。    

 

 

 

今日12月16日は、「紙の記念日」

1875(明治8)年のこの日、東京・王子

の抄紙会社の工場で営業運転を開始した。      

 

 

抄紙会社は実業家・澁澤榮一が

大蔵省紙幣寮から民間企業として

独立させたもので、王子製紙の

前身となった。そうです。      

 

 

 

呉服屋で紙と言えば、お仕立上った

着物や帯を包む「たとう紙」とは

切っても切れない間がら。      

 

 

 

この「たとう紙」もそのお店の

考え方で随分と違いがあります。      

 

 

 

薄っぺらな西洋紙を使い

内に薄紙や台紙もなく紐も

結びにくいガーゼの様なもの

を使っている「たとう紙」。      

 

 

 西洋紙は、パルプ(植物や木材から

繊維を抽出したもの)を原料とし、

繊維を短く刻んで、様々な薬品を

調合して製紙していきます。      

 

 

 

インクの乗りが良く印刷に適し ますが、

薬品を使って繊維の 結合をしています。      

 

 

 

当店では、和紙を使用し内側に

薄紙と台紙を付け、紐もしっかり

したものを付けた別誂え品。      

 

 

 

和紙は、楮(こうぞ)・雁皮(がんぴ)

三椏(みつまた)などの木を原料とし

長い繊維を絡めるように漉いて紙に

していくため繊維同士の結合が強く

保存性が高くなります。      

 

 

 

絹の和服を収納、保管する際

最大に注意する事は、湿気。      

 

 

 

西洋紙は、構造が密になって

いるので、通気性が悪くカビの

原因になりかねません。      

 

 

 

西洋紙より和紙を使った 「たとう紙」

の方が和服の 保管に適しています。      

 

 

 

また、和紙の「たとう紙」でも

年数が経つと湿気を吸いきって

変色しカビの原因になる事もあります。        

 

 

 

ですので、様子を見ながら数年で

取り換える事をお勧めします。      

 

 

 

そう言えば、当店の「たとう紙」

亡き父のこだわりで高級和紙を

使用し お客様に喜んでいただいています。        

 

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました

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