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和服のタンスには、樟脳は少し乾燥剤を多めに入れて保管を!

ご紹介 2020年11月21日

Vol.1380

 

本日は、「和服のタンスには、樟脳は少し

乾燥剤を多めに入れて保管を!」        

 

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。

 

貴女とお場所に合った最適和装をご提案!

貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。

 

ご訪問ありがとうございます。    

 

 

 

当店の使っているお香は、

鎌倉で求めた鬼頭天薫堂さんの

「老松」を炊いています。

 

 

 

 

 

貴重な香木「きゃら」を練り込んだ

高貴な香りのお香です。

 

 

 

 

そんないい香りを消し去る

事があるのは、和装品のお買取品を

お持ちいただいた時。

 

 

 

 

お買い取りは、通常の和装品の

流通ルートとは全く違います。

 

 

 

ですので、査定師さんに

査定をお願いしてお値段を

出させていただきます。

 

 

 

 

なので、当店にお持ちいただいた

品物を2~3日、お預かりとなります。

 

 

 

 

そんなお預かりの品物は

千差万別、それこそ50年ほど

前の銘仙からまだ仕付け糸が

付いた手を通していない物まで。

 

 

お借りしました。

 

 

 

そこで、古い品物をお持ちの

方ほど樟脳の匂いが強い様です。

 

 

 

 

樟脳とは、天然由来の防虫効果を

持った粉末状のもののことです。

 

 

 

樟(クスノキ)という樹木を

原料にして水蒸気蒸留法に

よって製造されています。

 

 

 

今日のように衣類向けの防虫製品

が豊富になかった時代、防虫剤として

樟脳(しょうのう)を使っていまいた。

 

 

 

 

タンスや押し入れの中の衣類を

虫食いから守ってきたのです。

 

 

 

で、その樟脳の匂いが衣類に

しみ込んできつく感じる事が

あります。

 

 

 

 

 

 

これは、ウールの和装が全盛期

の頃、虫に喰われた経験から

来ています。

 

 

 

お借りしました。

 

 

 

基本的に虫は、シルクではなく

ウールが好みでシルクは、

湿気を嫌います。

 

 

 

 

 

 

ですので、シルクの和服の入った

タンスには、樟脳ではなく

乾燥剤を少し多めに入れてください。

 

 

 

それでも心配な方は、引き出しに

一つの樟脳を和紙でくるんで

直接、たとう紙の上に置かず

隅に置いてください。

 

 

 

 

それで充分、効果がありますので

目に染みるほど樟脳を入れる事は

無いのです。

 

 

 

そんな風にして和装の保管

してくださいませ。

 

 

 

それにしても、小学生の頃

冬にタンスから出したセーターに

樟脳の匂いがしていたのを

思い出しました。

 

 

 

 

 

で、「老松」が無くなくなりそう

なので、注文をしなければ。

 

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございます。  

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