今日は、「漆の日」。漆と和装は古くよりお付き合いがあります。 | 着物・貸衣装・レンタルなら岡崎の「いちこし」へ。

呉服のいちこし

0564-22-3259

ブログ

今日は、「漆の日」。漆と和装は古くよりお付き合いがあります。

ご紹介 2020年11月13日

Vol.1372

 

本日は、「今日は、「漆の日」。漆と和装は

古くよりお付き合いがあります。        

 

 

 

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。

 

貴女とお場所に合った最適和装をご提案!

貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。

 

ご訪問ありがとうございます。    

 

 

今日11月13日は、日本漆工芸協会が

1985(昭和60)年に制定した「漆の日」

 

 

 

 

平安時代のこの日に、文徳天皇の

第一皇子・惟喬親王が京都・嵐山の

法輪寺に参籠し、その満願の日の

この日に漆の製法を菩薩から

伝授したとされる伝説からだそうです。

 

 

 

 

漆と言うと漆器を連想します

が、漆器は高価で扱いがデリケート

自宅で使うには躊躇します。

 

 

ですが、お料理屋さんで漆器の

器で料理が提供されると嬉しい

けれど、後のお手入れが大変だろう

と余計な事を思ってしまいます。

 

 

 

そんな漆と和装は、随分古くから

昭和30年位からのお付き合いが

あります。

 

お借りしました。

 

 

 

赤や黒の漆を和紙に塗ったものを

細く一定幅に切断して、綿糸に撚り

巻いた黒光沢のある糸を作ります。

 

 

 

 

これを織物の緯糸に使い漆糸を

模様に織り込んだ意匠白生地は、

漆糸の部分が染め付かないので

地色を染めた時に漆部分が浮き上がります。

 

 

 

主に羽尺(羽織、コート用の短尺生地)

帯地の使われる事が多かった様です。

 

 

 

現在では、羽織やコートの丈を

長く作りますので羽尺自体が

ありませんし、漆糸を使った

着物地も作られていません。

 

 

 

ですが、日本産の本漆を使い

染印伝を製作している会社が

新潟県十日町市にあります。

 

 

 

 

「みずくに織物」さんでは

着物や帯に漆を型染する独自

の製法を創案し、その秘法は

口伝で伝えられています。

 

 

 

和装に本漆を型染出来るのは

「みずくに織物」さんのみで

他にない特殊な技法です。

 

 

スマホ撮影の為、地色が違って見えます。

 

 

こちらは、エンジ地にグレーの漆で

牡丹を生地全体に表した着尺。

 

 

 

 

着物でも良いですが羽織り物

道中着などにすればフォーマル

からカジュアルまで幅広く

お召しいただけます。

 

 

 

本漆を使用してますが、製品に

なれば「かぶれる」事はありません。

 

 

お借りしました。

 

 

ですが、本印伝を見学に行った時

「かぶれる」ので一般人は作業場に

立ち入り禁止でした。

 

 

 

こんな風に漆と和装は、古く

から今日までお付き合いが

あるのです。

 

 

 

それにしても漆器でお料理が

出てくる所に最近伺って

いません。(トホホ)

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございます。

記事一覧に戻る

先頭へ

Copyright (C) ICHIKOSHI All Rights Reserved.