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置賜紬からお召し生地のご紹介。

ご紹介 2020年2月13日

Vol.1097

 

 

 

本日は、「置賜紬からお召し生地のご紹介。」です。

 

 

 

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。

 

 

 

最適な和装で笑顔あふれるご提案!

貴方の和装・お助けマン

山脇寿人です。

 

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

昨日は、置賜地方の織物を

ご紹介しました。

 

 

その中で白鷹紬をシボのある

独特の織物とご紹介しました。

 

 

 

このシボのある織物を

お召しと総称しています。

 

 

 

お召しの産地は、京都・西陣お召し

新潟・塩沢お召し、山形・白鷹お召しとあり

最大の産地は西陣お召しとなります。

 

 

 

 

元々お召しは、平安時代より

織られていて織の着物地では

色柄によっては最高位となります。

 

 

 

また、徳川家斉(いえなり)が

好んで装った事から御召物と

言われる様になりました。

 

 

 

お召しは、お召し糸を使った織物で

先染めの糸を強撚して織る事で

シボが表れシャリ感と軽い着心地と

なります。

 

そして色々なお召が誕生しています。

 

 

 

無地お召しは、定番の生地で

柄のないシンプルなお召しです。

 

 

男物に多くあり、刺繍紋をいれれば

略礼装になります。

 

 

 

縞お召しは、大名縞(だいみょうしま)

万筋(まんすじ)、棒縞(ぼうじま)や

子持ち縞(こもちじま)など、

さまざまな種類の縞柄があります。

 

 

 

 

徳川家斉が装ったのも縞御召しです。

 

 

 

絣お召しは、文様が織り出されたお召しで

ジャガード機の普及により

飛躍的に生産性が向上し、

さまざまな絣がつくられました。

 

 

 

矢羽根絣が余りのも有名で、

他にも十字絣や蚊絣など多数あります。

 

 

 

 

紋お召しは、無地御召に地紋を

表わしたお召しです。

文様の光沢が所作により現れ

いろいろな表情をだします。

 

 

 

 

色無地のように着ることもでき、

帯によって格式を変える事が

出来ます。

 

 

 

 

縫い取りお召しは、模様の部分を

金糸や銀糸や色糸で縫い取った

刺繍のようなお召しです。

 

 

 

一昔前のお召し着物でよく見かけます。

 

 

 

 

上代お召しは、紬のような

素朴な風合いが特徴のお召しで、

お召し緯(おめしぬき)という

特殊な強撚糸と通常の撚糸を

合わせて織ります。

 

 

 

 

柄は、蚊絣が多い様に思います。

 

 

 

通風お召しは、表と裏に異なった

色糸を使い、表と裏の文様が

反対の配色になるよう

二重組織で織ったお召しです。

 

 

 

 

ジャガード機の普及とともに発達し、

両面使えるリバーシブルな物もあります。

 

 

お召し生地の中では、高額品と

なります。

 

 

西陣と言えば帯の産地が

有名ですが、元々は着物地

つまりお召しの産地でした。

 

 

その生産量は、限られていて

知る人ぞ知る着物地で

京都の料亭の女将さんなどは

お客様より前に出ず、

それでいて失礼に当たらない

お召しを普段から装っていました。

 

 

 

そんなお召し、一度お召しに

なられたら如何でしょうか?

 

 

 

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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