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考えて、考えて気候風土にない織物を創る置賜紬。

ご紹介 2020年2月12日

NHKより

 

 

Vol.1091

 

 

 

本日は、「考えて、考えて

気候風土にない織物を創る置賜紬。」です。

 

 

 

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。

 

 

 

最適な和装で笑顔あふれるご提案!

貴方の和装・お助けマン

山脇寿人です。

 

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

野村監督がお亡くなりになりました。

名将にして名言も豊富な方でした。

 

 

その名言の中で

「考える事は、才能の無い人間の

最大の武器である」

インパクトがありますね。

 

 

 

その「考える事」で大成した

織物の産地があります。

 

 

 

昨日は、地方の気候風土で

特色のある織物が作られている。

 

 

そんな記事を書きましたが

どんな事にも例外がある様に

地方の織物にもあります。

 

 

その一つが山形県置賜(おいたま)地方で

織られている織物です。

 

 

 

米沢、白鷹、長井で織られる紬を

置賜紬と言います。

 

 

 

置賜紬の特徴は、米沢、白鷹、長井の

3つの地それぞれで受け継がれた

技術や技法が異なる点です。

 

 

 

米沢は、県花の紅花や藍、

刈安(かりやす)など

自然の染料を用いた「草木染紬」や

「紅花染紬」です。

 

お借りしました。

 

特に「紅花染紬」の風合いは、

本場結城紬と同じく真綿から

糸を引くのでふんわりとして

しなやかで温かみがあります。

 

 

お借りしました。

 

白鷹は、国内ではここでしか

見られない貴重な

「板締(いたじめ)染色技法」。

 

お借りしました。

 

 

白鷹紬は、シボのある紬

シャリ感があり独特の風合いを

醸し出しています。

 

 

 

 

長井は、「緯総(よこそう)絣」と

「経緯併用(たてよこへいよう)絣」、

琉球織物の影響を強く受けている

「米琉絣(よねりゅうかすり)」です。

 

 

 

長井紬は、色々な種類があり

お召し風や紬風などこれと言った

風合いでの特徴はありません。

 

 

ですが、その柄行は新潟や

琉球から職人を招いて新たな

絣技術を研究、普及させています。

 

 

 

この様に3者3様の紬が

織られている。

 

 

気候風土に関係ない織物は

上杉鷹山によって外貨を

稼ぐために他藩に販売できる

紬を作るためです。

 

 

 

それまでは、青苧などの原料を

日本各地に販売していましたが

それを製品にして販売する。

 

 

 

考えて、考えて努力して

製品にして販売する。

 

 

 

「考える事は、才能の無い人間の

最大の武器である」を地で行っている

置賜地方なのです。

 

 

 

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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