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60年ぶり、乙川で伝統作業。

ブログ 2019年3月10日

中日新聞より

 

vol.758

 

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。

 

着物を着て綺麗になり、

ほめられて自然と笑顔になる、

笑顔作りアドバイザーの山脇寿人です。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

本日は、60年ぶり、乙川で伝統作業。です。

 

今朝の中日新聞、西三河版に

60年ぶりに岡崎市の中心部を

流れる乙川で「こいのぼり」の

のり落としの伝統作業をした

記事が掲載されていました。

 

 

これは「こいのぼり」や「武者絵

のぼり」を色付する際ににじみを

防ぐためもち米や米ぬかなどを

混ぜたノリを絵の輪郭に塗ります。

 

ノリ落としは、色付がすむと川

の流れを利用して

そのノリを洗い落す作業

の事です。

 

 

普段は、工場内の水槽で作業を

されていますが「こいのぼり」の

魅力を宣伝する為に60年ぶり

に乙川で再現されました。

 

 

 

着物の場合は、「友禅ながし」と言い

「染め」の後に蒸して色を定着させる

「蒸し」、そして「蒸し」の後に防染の

ためのノリや布に定着しなかった

余分な染料を水で洗い流します。

 

 

川の流水でノリを落とす友禅

ながしが始まったのは、

明治10年代

からで京都の風物詩となりました。

 

何と140年ほど前

より同じ工程を

経て着物が作られています。

 

 

京都・鴨川では明治35年頃から

友禅ながしが始まり、昭和30年

以降は水質汚染等の関係から

行われなくなりました。

 

昭和46年に水質汚濁防止法

が施行されてからは自然の

川での友禅ながしは行えなく

なり、各工房が室内で人工川を

用いて行うものになりました。

 

 

京都は、元々地下水が豊富で

工房の人口川にその地下水を

引き、きれいで冷たい地下水が

染めつけた色をより鮮やかな

色に発色させます。

 

 

この様に職人さんが着物や帯を

作っている現場は、伝統的で

こちらの頭が下がるほど誠に

まじめに物づくりを徹底しています。

 

 

そんな伝統的な着物文化が

長く・長く続く事を切に願っています。

 

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

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