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きもの着用後のお手入れについて

お手入れ 2017年3月4日

本日もご訪問ありがとうございます。

先日、長唄のお稽古を長年されてみえるお客様が会のお揃いの着物を5月に着用の予定があるので

たんすから出して見たら、衿の所が色抜けしているのを発見、急いで当店にお持ちになられました。

画像では、分かりにくいかもしれませんが赤丸部分をご自分でお手入れされて両衿の所が色抜けしています。

もう高齢で新調することは考えてないので、どんな方法でも良いから余りお金をかけずに着用出来るようにして下さい。

との事でした。

この場合、方法は4通りあります。

1、洗い張りして、色抜けしている所をお直ししてお仕立てしなおす。

2、本衿と掛衿を入れ替える。

3、掛衿を取り、本衿を掛衿が付いている様に見せ掛ける為に摘んでお仕立てする。

4、掛衿をお直しする。

1は洗い張り代とお直し代、お仕立て代が掛るので高額になります。

2と3は、本衿まで色抜けしていましたし、掛衿に覆われていた本衿部分が色焼けしていませんでしたので

そのままお仕立てすると衿と身頃の色違いがはっきりして、かえって着用しにくくなります。

今回は、一番シンプルな掛衿をお直し、期日に間に合う様手配いたしました。

お手入れなど、どんなご事でも承りますのでお気軽にが相談くださいませ。

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